2008年06月09日

とりあえず予想問題・3

カイル :はい、今日も今日とて、負犬山さんが捻出した想定問題集をお送りします。
タイガ :いかにも、無理矢理作ったちゅう感じやな、その言い方。
ユウ  :そろそろネタが寂しくなってきたから、出題形式は1つに決めないで出していくからね?

以下にあげる外国人騎手と、その説明としてふさわしい語句とを結びなさい。(線結び)
1・ケント・デザーモ     2・リサ・クロップ
3・ランフランコ・デットーリ 4・コーリー・ナカタニ

A:同年のジャパンCダート、ジャパンCを制覇
B:JRA初の短期免許制度利用騎手
C:取得した短期免許を利用せずに返上
D:JRA、地方競馬の両方で短期免許を取得

真   :う…、わかんないな…。2がBだよね?
セリオス:ほう。わからないとは言いつつ、答えは出せるのか。
真   :これはね。女の人だったから覚えてるよ。…あとは、ごめん。
カイル :わかりました。では解説を交えながら進めていきましょう。
ユウ  :せっかくだから、真ちゃんが答えてくれた、2のクロップさんからやろうか、…って言っても、選択肢に書いてある通りだね…。これは、JRAに女性騎手がデビューする前の事だったから、初めて乗った女性騎手でもあるね。
カイル :短期免許とは何か、と言いますと、外国人騎手が、日本を拠点にして、日本人騎手同様の活動を行うために、JRAまたは各地方競馬主催者が、年間に3ヶ月以内と区切って発行するものです。
タイガ :冬に競馬がのうなる、ヨーロッパの騎手に使てもらえたら思て始まったモンやないか思うねんけど、初めに使うたのは、夏に競馬がのうなるオセアニアの姉ちゃん。案外、この人やったから、この制度も一気に注目されたんかも知れへんな。
セリオス:検定で読みを問われる横山賀一(ヨコヤマヨシカズ)騎手が、見習い騎手としてデビューした地域であったり、少なからぬ数の日本人馬主が競走馬を走らせていたり、逆にジャパンカップへ積極的に挑戦してきたり、日本とオセアニアとは、競馬においては意外と関係が深い。
ユウ  :戦前に日本が輸入した馬は、ほとんどオセアニアの馬だったみたいだね。天皇賞から締め出される前の時代に勝った、外国産馬2頭も、オーストラリア産だったよね。
真   :クロップ騎手は、日本で乗ってから10年くらいして、地元のニュージーランドでトップ騎手になったらしいよ。
カイル :では、次に参りましょう。
タイガ :1のデザーモ騎手は、初めてJRAで乗ってはった間に、えろう日本が気に入って、3ヶ月の免許フルに使うたすぐあとに、地方の南関東でまた3ヶ月乗りはった人やね。
ユウ  :アメリカと行ったりきたりだったけど、1年の半分を日本で騎乗した外国人は、あとにも先にもこの人だけだね。
セリオス:またこの騎手は、地方とJRAとの両団体に所属し、かつその期間内にそれぞれのGⅠを勝った、今のところ唯一の騎手でもある。
カイル :JRA所属では、武豊騎手や蛯名正義騎手などの一流を始めとして何人もいらっしゃいますし、外国人でも、JRA短期免許期間中に達成したマイケル・ロバーツ騎手やクリストフ・ルメール騎手がいらっしゃいます。地方競馬所属では、岩手の菅原勲騎手がいらっしゃいますね。
真   :あ、つまり、その人達は、どっちかの団体にいる間に、もう片方のを遠征して勝った、って事だね。
タイガ :そや。JRAにいる間にJRAのを、地方にいる間に地方のをちゅうのは、デザーモさんしかおらんねん。
ユウ  :この記事の日付より後になると、大井からJRAに移籍した内田博幸騎手が達成する、……ってお姉ちゃんが言ってる。
真   :君のお姉ちゃんは予言もするんだ!?
カイル :デザーモ騎手の名前は、初めてJRAのクラシック競走を勝った外国人について問う、四文字言葉問題で見えます。…仮にこの問題に分岐があり、2人目を訊かれたなら、ミルコ・デムーロ騎手とお答え下さい。
セリオス:3の、ランフランコ・デットーリ、俗にフランキーと呼ばれる騎手は、2002年の両ジャパンカップを勝っている。同年制覇の偉業は、これもまた日本人でもなし得ていない、彼だけの事だ。
カイル :また、この人のお父さん、ジャンフランコ・デットーリ騎手も第2回のジャパンカップに騎乗しています。同一レースという事に限らず、外国籍ながら日本での親子騎乗を果たしているのは、この親子だけですね。
タイガ :4のナカタニ騎手は、爺さんが日本人なんやて。
ユウ  :アメリカ代表としてJRAのイベントレースにきて、そのままお爺さんの祖国で1ヶ月乗ろうとしてたんだけど、イベント期間中のレースで、1ヶ月の騎乗停止処分を受けちゃったんだ。
真   :うわ…、もったいないね。
セリオス:その後の彼の行動は驚嘆に値するものだったな。
カイル :処分が決まってすぐ、代理人を介して、アメリカの大レースでの騎乗馬を確保しまして、その日予定があったJRAでの騎乗を終えるとすぐに帰国。休む間もなくレースに乗り、勝ちました。
真   :凄い…ね…。あれ? でも、日本で受けた処分って、アメリカでは関係ないの?
タイガ :それはちゃうで。どこへ行ったかて、しっかり受けなアカンねん。せやけど、処分の有効期間は、次に乗るチャンスのある日、からなんや。
ユウ  :日本を夕方に出てアメリカへ行くと、向こうに着いても日付は同じなんだよね。
セリオス:騎手免許を返上したのは、騎乗停止処分の有効期間との兼ね合いからだな。
カイル :先ほどユウさんは、1ヶ月と言われましたが、正確には、開催日8日間、という特殊な期限なんですね。
真   :あ、それはわかるよ。開催日ってのは、競馬のレースがある日の事で、JRAでは土日、1週間に2日だけ。8開催日だと、4週間かかるから、実際1ヶ月になる、って事だよね?
タイガ :せや。けど、アメリカやったら、週に4日や5日は競馬があるのが普通や。せやから、JRAやったら1ヶ月になるモンも、半月以下で済むんやな。
ユウ  :ところで、外国人騎手が普通使うのは、今まで話した短期免許なんだけど、ナカタニ騎手みたいにイベントのために来日した騎手とか、国際競走に出るために来た騎手とかには、臨時免許みたいなものが出されるらしいね。それがあると、その週の、来日した目的のレース以外でも乗れるんだ。
カイル :例えば今年、6月8日の安田記念のために来日されたダグラス・ホワイト騎手が、7日のレースで騎乗しています。1999年には、イベントのために来日されたマイケル・キネーン騎手が、当日のJpnⅠ、阪神3歳牝馬ステークスに優勝されている例もありますね。
セリオス:ナカタニ騎手は、まずイベント期間の特例を使い、その後3週間を短期免許で乗る予定でいた。だが、イベント期間中に処分を受けてしまったために、翌週以降の予定をキャンセルする事となった。だから、実質的に短期免許は使われないまま返上された、という事になるんだ。

かつて、天皇賞に一度勝った馬に対し、以後の天皇賞への出走を認めなかった規則の名前は? (四文字言葉)
  規 限 制 勝 出 外 度 抜 除 走

真   :ええと、なんだっけな……。これがあったせいで、天皇賞を連覇した馬って、50年以上もいなかったんだよね?
カイル :はい。「勝抜制度」です。その内容は、問題文の通りですから、これ以上の説明は省いてもいいですよね?
真   :これがなかったら、シンザンとかがとっくに連覇を達成してた、とか父さんが言ってたよ…。
セリオス:よく、そう言われているらしいな。あくまで仮定の話に過ぎないが。
タイガ :シンザンかて、勝ちよったのは秋の盾やったさかいに、当時は春やったら勝てそうもあらへんから回避しよった、ちゅう陰口も叩かれとったらしいで?
ユウ  :年に2回ある天皇賞って、春のと秋のは別にして記録される事が多いんだけど、本来同じレースなんだ。だから、何回目かって事は、両方一緒にして数えるよね。勝抜制度も同じように使われてたんだ。春に勝った事がある馬が、秋には勝ってないからって出てくるわけにはいかなかったんだね。
カイル :春のレースで、強い馬が1頭抜けた後ですから、秋のレースは少し価値が低い、という、まあ偏見があったようですね。…あ、五冠馬シンザンが勝ったレースを、という多答問題で、春の天皇賞が入っている事がありますから、気をつけて下さい。

JRAに所属した騎手の中には、GⅠは勝っているが、通算で100勝を挙げられなかった者もいる。(○×)

真   :えーと、プロデューサーの作った○×クイズだから、とりあえず×だっ!
セリオス:残念だがハズレだ。
真   :そりゃそうだよね。いくらプロデューサーだって、そんなにワンパターンな問題を…、あれ? よく見たら、普通に考えると×じゃないの?
タイガ :なんでや?
真   :だって、GⅠ勝つような騎手って、それなりの人だったり、…あと、勝ったのをきっかけにして、バリバリ活躍し始めたりしないかな…。
ユウ  :これは、週に2レースしかない事が多い、障害レースに目が向くかどうかで、正解に近づけるかどうかが左右されるよね。
真   :あっ、そうかっ!
カイル :例えば、常石勝義騎手ですね。11年間で82勝をあげていらっしゃいますが、引退までに3度も大怪我を負われ、もしかすると騎手でいらした期間の半分ほどもと思われるくらいに、休養を余儀なくされた方でした。GⅠタイトルは、2003年にビッグテーストで制した中山グランドジャンプです。
真   :あ、そのレース、プロデューサーは、中山で見てたらしいよ。その馬の事はまったく無視しちゃったのに、ゴール前で伸びてきて、どうしようかと思った、って。
タイガ :そら困るわなあ。大ハズレやさかいな。
真   :あー、そういう事じゃないみたいなんだよね。…その人が、大怪我で2回も戦線離脱しちゃってたのを知ってたから…。くるなーっ、とは言えなかったらしくて、…結局、自分の馬券をビリビリに破きながら、つっこめーっ、って叫んだらしいよ?
セリオス:…馬鹿な奴だ…。
真   :そうか、障害レースを忘れてたな…。GⅠも、年に2つしかないもんね。
ユウ  :でも、平地でもいるんだよ?
真   :嘘っ!
カイル :1985年のオークスを、ノアノハコブネで勝たれた音無秀孝騎手、現調教師がいますね。騎手としての勝ち星は87勝でした。
タイガ :あと、調べられへんかったけど、戦争中の騎手で、徴兵されてそのまま帰ってこんかった人なんかもおるねんやろな。

以下の語句を、競馬の主催者と、そこでの新馬戦の名前との組み合わせになるよう結びなさい(線結び)
1・JRA 2・荒尾競馬 3・園田競馬 4・ホッカイドウ競馬

A:フレッシュチャレンジ  B:ストロングホース
C:メイクデビュー     D:ファーストトライ

真   :えー? ヒントも何もないの?
セリオス:当然だろう。…とはいえ、知らなければ勘に頼るしかない、という問題は、あまり出来がいいとは言えないのも確かだ。…しかし…。
タイガ :ジャンル限定の問題やと、そうなってまうのも仕方あらへんやろな…。
ユウ  :正解言っちゃうね? 1−C、2−B、3−D、4−Aだね。
カイル :まあ、これは余り解説の余地もありませんが…、ホッカイドウ競馬では、他に未勝利戦をルーキーチャレンジ、2歳のJRA認定競走をアタックチャレンジと呼んでいます。…間違えていませんよね?
セリオス:認定競走とは、各地方競馬での2歳戦を振興させるために、JRAが出資して、他の2歳戦より賞金を高くすると共に、勝ち馬には、地元に籍を置いたままJRAへの挑戦を許すというものだ。
ユウ  :JRAの、メイクデビューという呼び方は、今年から導入されるんだって。
カイル :実は負犬山さんも今日知りました。
真   :へー。メイクデビュー、か…。なんかこう、これから新しいスタートを切るんだ、って感じで、いいよね…。
セリオス:…そうだろうか?
タイガ :犬の字、初めて化粧してみた女しか思い浮かばへん、ちゅうてたで?
真   :だからだよ。…デビューできるって決まって、プロデューサーと作曲家挨拶に出かける前に、事務所のみんながいろいろ手伝ってくれて、初めてメイクして…、本当にアイドルになるんだ、って実感したなあ、あの時。
ユウ  :真ちゃん、それまでした事なかったの?
真   :う…、だって、家でやったりしたら、すぐ父さんにバレちゃうからさ。…くっそーっ!
カイル :…負犬山さんも、このようなオチに持って行けるとは、思いもかけなかったようですね……。



posted by 負犬山禎之丞 at 22:45| Comment(0) | 朦朧堂、衒学の間 | 更新情報をチェックする
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