2008年02月08日

十勝とばん馬とやたら多い切符15

16日午前・最北端ラリー

亜美:わんわん、起きてー。
犬 :う、あ…。あれ? 俺、寝てた?
真美:うん。すやすやしてたよ。…もしかしてさ、ゆーべ寝てなかったの?
犬 :うん。列車とかで移動しながらだと、どうしても夜は寝られないんだよね。…しかし失敗だったな。
亜美:なにが?
犬 :滅多に、というか、もう来ないかも知れない場所だからね。車窓からの風景は、眠いなりに見ておきたかった。
真美:あー、じゃ、起こしてあげた方がよかった?
亜美:なんか、ジャマしちゃ悪いかなってくらい、気持ちよさそーだったんだもん。
犬 :ま、しょうがないさ。帰りもあるしね。
真美:それに、わんわんだったら、バスの席で寝返りとかしないかなー、って思って、ずっと見てた。
犬 :俺は、決して器用なわけじゃないぞ?
亜美:そーゆーモンダイなの?
犬 :さて、バスが着いたみたいだから降りようか。…駅と岬との往復切符を買っちゃったけど、帰りは途中で降りても構わないらしいし。
真美:え? どっかで降りちゃうの?
犬 :…あれ? 見てなかったのか? …まあいいや。
亜美:??? …えと、いまは7がつ16にち、ごぜん9じ10ぷん前くらいだね。
真美:いよいよ、真美達とわんわんは、日本のいちばん北に着きましたー。
亜美:うわー、霧が出てて真っ白だね?
犬 :…いや、霧がかかってるには違いないけど、曇ってるから真っ白く見えるだけだろ。
真美バスの切符にも写ってたけど、あの人、誰?
犬 :あの銅像か? 幕末に、日本人で初めて樺太探検をした間宮林蔵だよ。知り合いがダービーオーナーズクラブで、マミヤリンゾオーって馬を走らせてたけど。
亜美:…いちばん北だからかな、急に寒くなってきちゃったよ。
犬 :こらこら、俺のネタじゃないんだから、冷たくあしらっちゃ駄目だ。
真美:広場の奥の方にあるのは…、最北端の記念碑かなんかだね?
犬 :うん。…ただ、これは広場ってわけじゃなくて、観光バスを停めとくスペースなんだよね。この碑も、以前はもっと真ん中にあったらしいんだけど、駐車スペースを広く取るために、奥へ移されたって話だ。
亜美:んじゃ、さっそく登ってみるよー!
犬 :待て、何のためにだ。どうせなら、記念碑の裏側へ回ってみなさい。
真美:あ、そっか。記念碑のもっと北だから、そこがホントのいちばん北なんだね!?
犬 :…甘いな。…肝心のところを、写真に撮るの忘れちゃったんだけど…、2人とも、記念碑の裏側の様子を、よく説明してあげなさい。
亜美:えと…、すぐ下は海なのに、端っこは一段高くしてあるだけで、柵とかないんだね。
真美:海からは、2メートルくらいの高さかな…。
犬 :うん。記念碑の裏側の足場は、幅1メートルもないかな。じゃ、俺達が立ってる足場の外側はどうなってる?
亜美:海だよー。…あ、でも、ちょっと横を見ると、中くらいの石がいっぱい積み上がってるね。
真美:うん。崖みたくなってて、海の中まで続いて…わ、わんわん!?
犬 :つまり、石の山が海面に没する寸前、この石の上が日本の最北端だ。
亜美:あ、危ないよわんわんっ!
犬 :何を言ってる。日本最北端を踏破するという偉業は、危険を恐れていては達成できないんだ!
真美:それほど危ないわけじゃないじゃん…。
亜美:転ばないでよー!?
犬 :大丈夫だよ。今は夏だからギャグも滑らない。
真美:わんわんのは、1ねん中いつでも滑るよー。
犬 :というわけで、最北端から記念碑を撮ってみた
亜美:…なんか、わんわんが戻ってきたら、同じコトする人すぐでてきたし。
真美:しかも、韓国の人っぽいよ?
犬 :うん。海峡を挟んで俺と同レベルだ。
亜美:わんわんが、韓国を敵に回したーっ!
犬 :何でだよっ!
真美:ねえ亜美? タイヘンなコトになる前に、あっちのお山の方、行ってみよーよ?
亜美:そうだね! お山の上にあるの、なんだろ?
犬 :あー。俺も、あの灯台みたいな塔は気になるんだけど、行って確かめるのは無理っぽいな。
亜美:どーして?
犬 :さっき、帰りのバスの時間を確かめたら、9時半のに乗らないと、13時半頃に乗る、帰りの特急に間に合わないんだな。
真美:えーっ!
犬 :路線バスだから…地方では、1日に1往復しかない路線だって珍しくない以上、仕方ないんだけど…、せめて午前中にもう1本あったらなあと思った。
亜美:あと、20分くらいしかないんだね…。
犬 :山とは行っても、あの塔のところは標高100mもなさそうだけど、行って帰ってこられるかどうかは怪しいな。
真美:…んじゃ、これからどーしよーか?
犬 :お土産屋さんでも覗いてると、けっこう時間経つからね。それでも余ったら、せっかく来たんだから、ギリギリまで最北端を堪能しつつ、ぼーっとしてよう。
亜美:せっかくきたのに、なんかもったいないよー。
犬 :何をおっしゃいますやら。そもそもぼーっとするためのブログじゃないか。忘れてたけど。
真美:とゆーわけで、わんわんはかいしゃに持って行くお菓子と、おうちに持って帰るお漬け物をかいましたー。
亜美:…なにこれ? 熊と、鹿と、トド?
犬 :うん。熊肉は、道内の土産物屋ならほとんどどこでも買えるね。熊カレーなんか北海道の代名詞みたいなモンだ。鹿肉は、かつてはアイヌの人達が常食してたものらしいね。食感は牛肉に近いかな。
真美:なんで知ってんの!?
犬 :大学の向かいに、アイヌ料理店があったのさ。…でも、トドを食うってのは初めて知ったなあ。

亜美:はーい。亜美達は、もう帰りのバスに乗ってまーす。
真美:バスくるまではタイクツだったけど、乗っちゃったら…、もう少しいたかったって思ったね。
犬 :うん。1時間足らずしかいられなかったのは残念だけど、考えてみると、見事なまでにちょうどいいんだよな。
亜美:なにが?
犬 :稚内と宗谷岬とが、片道40分ちょっとだから、稚内の1つ手前の駅辺りに着くのが10時頃になるからね。それに、予定外に岬まで行けた事で、今日のテーマ、日本最北端ラリーに箔がついたってモンだ。
真美:テーマ、って、最初は駅だけしか考えてなかったじゃん。
犬 :そこまで無計画じゃないぞ? 初めから、もう1つ寄る予定はちゃんと立ててあったんだから。
亜美:…だって、いちばん北の駅と、ホントのいちばん北の他に、何があるの?
犬 :いちばん大事なものを忘れてるだろ。…これを読んでる人の半分は、もうわかってると思うけど。…ほら、着くよ。
真美:あれ? あ、そか、途中で降りるとか言ってたっけ。
亜美:よっ、と。運転手さん、ありがとー。
犬 :結局、行きも帰りも同じのに乗るって事では、船に乗ったとしても同じだったね。
真美:…バス停のそばの、このお店、何?
亜美:光速…憧路?
犬 :そう。おそらく、日本でいちばん北にあるゲーセン。
真美:……いちばんだいじなのって、ここ?
亜美:あっ、でも、亜美達を連れてよったってコトは、もしかしてここ…。
犬 :そう! 一歩踏み込めば、そこには、日本最北端の…『アンサー×アンサー』が!
真美:わんわんの馬鹿ーっ! アンサー9級ー! かっこ当時。
犬 :ごめんごめん。もう一歩奥へ進めば、そこには、日本最北端の『頭文字D4』が!
亜美:わんわんの、ふんいき組ーっ!
犬 :何でそんな言葉、知ってんだよ…。ちなみに、カード1枚500円らしい。
真美:えと…、高くない?
犬 :うん。ロシアに近いから物価も高いんだろう。
亜美:お願いだから敵を増やさないでーっ!
犬 :さて、もう一歩踏み込めば、いよいよそこに…、ほら!
真美:真美達たんけん隊は、日本最北端のアイマスサテを見たよ!
犬 :♪う〜でにはとけいの跡がある〜。
亜美:…なにそれ?
犬 :気にするな。そして2台のうち、右側のが、微妙に日本最北端のサテライトだ! さっそく200円投入っ!
真美:え? 1クレ200円?
亜美:500円3クレ…、高……ううんううんわんわんがまたなんか言うから言わないよ!?
犬 :余談だけど、イニDで知り合いの分のカード作ろうとしたら売り切れだった。ロシアに近いから物がないんだろう。
真美:言っちゃったーっ!
犬 :さあ、大国相手に気勢を上げたところで、いよいよ日本最北端のオーディションに挑戦だ!
亜美:関係ないじゃん…。
犬 :特別ルールとして、思い出アピールに失敗すると、冬が来て画面がフリーズします。
真美:ダメーっ!
犬 :でも大丈夫。北国生まれの我慢強さで、春を待ちましょう!
亜美:そっか! みんな寒さに耐えてるんだもんね!
犬 :だが北海道は、2006年の統計では、離婚率全国3位だった!
真美:ダメじゃん…。



posted by 負犬山禎之丞 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 徘徊録 | 更新情報をチェックする
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