2008年01月05日

癒しの道はマイウェェェッ! 07

これまでのマイウェェェッ!
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「はあ〜。……結局、きて下さったのは1人だけでした〜」
 残念ですが、こんなモンかも知れません。大勢来るかどうかは、名声半分、運半分ですからね。
「という事は〜、ロードしてやり直したら、もっときて下さるかも知れません〜」
 …そこまでする事でもありませんし、セーブしてませんし…。

 診療所を出て、町へ出たあずささんは、町の噂に、織田信長の妹君が、近江の浅井長政の下へ嫁いだという噂を聞きました。
 明けて1562年。この冬もあずささんは、富山の山奥で薬草採取。どうやらこの間に、土佐中村の一条家が、長宗我部家に滅ぼされたようですが、町医者には関係ありません。
 あずささんが山を降りたのは、また今度も50日後。薬草259を得て小田原の町へ戻ると、先だって墨俣に一夜で城を築いた木下なる侍が、斎藤家の竹中半兵衛を味方に引き入れたという話を聞きました。
 あずささんは、世の流れには関わる事なく、ほぼ3月いっぱいをかけて、生薬26単位を製造。そして、またほぼ4月いっぱいを調合に割き、反魂丹15、透頂香18、万金丹51、壮腎丹41、それに無効薬27を作りました。
「ふ〜。いったい、これまでで何日、お薬を作ってきたんでしょうか〜」
 ビックリですが、ちょうど100日になりますね。薬草採取の期間とか、まったく調整したりしてないんですがね。
「ともかく〜、これで全部のお薬が、ほとんどいっぱいまで揃いましたね〜」
 ええ。もう当分は山籠もりしなくていいでしょう。
「そうですね〜。ではこれからは、診療所で患者さんを待つ事がメインになりますね〜」
 そうなりますね。それじゃ、久しぶりに開業中の札を出しますね。…今回は、30日目一杯やってみましょう。
「この前が、7日で1人でしたから〜、4人はきて下さるでしょうか〜」

 この1か月、あずささんの診療所は大盛況でした。初めのうちこそ静かなものでしたが、5月下旬からは3日と空けずに患者が訪れてきて、30日の間に8人を診察。夏に向かっているせいでしょうか、ばての症状を訴える患者がやや多かった気がします。
 1か月の診療の後、休養を挟んでまた診療所へ。
「あら〜? ちょっと変わった患者さんがいらっしゃいました〜」
 ん? ああ、イベント患者ですね。地獄屋の番頭です。
「じ、地獄屋さんですか〜。おどろおどろしい名前のお店です〜」
 商家と言うよりは高利貸しみたいですね。法外な利率と悪辣な取り立てで、大勢の人に塗炭の苦しみを味わわせているという噂です。…ここはひとつ、懲らしめてやるのが正解なんですが…、
「でも〜、病気に罹って、悩んでいらっしゃるのですし〜」
 ……まあ、その方があずささんらしいと言えなくもない、か…。どのみち大した病気ではないのですが…。
「はいお薬です〜。…あら? お薬代を頂いてしまいました〜」
 無料奉仕を旨としてきましたのにね。…ま、イベントなんでどうしようもありませんし、相手も銭ゲバですからこのくらいいいでしょう。
「では、また30日、患者さんを待ちます〜」
 お、宿屋の女将さんがきましたね。これでちょうど10人目。
「あら〜。大評判の先生、だなんて、もったいないです〜」
 まあ、無料で、正確な処置を続けてますからね。小田原の町じゃ知らぬ者なし、という存在になっててもおかしくはありません。
「え〜と、お腹が悪いようですね〜。ではこのお薬です〜」
 はい正解です。…あれっ?
「…どうかしましたか〜?」
 ……いえ、何かおかしい気がするんですが…。
「………そうですね〜。あれからさっぱり、患者さんが来てくれません〜」
 いやそれは町中が無病息災って事なんで、いいんですが…。

 結局、6月9日からの30日で、患者は1人だけでした。
 この間、東北は伊達家配下の忍者衆が攻め滅ぼされたそうなのですが、一介の町医者であるあずささんが、隠密の事などそもそも知るはずもありません。
 さて気を取り直して、ちょっとお休みを挟んで、また7月14日から30日間の開業。
「農家の方が、頭が痛くて耐えられないと言ってきました〜」
 ああそれはもう風邪ですね。かなり最近に私も体験したばかりですから間違いありません!
「では、風邪薬のどちらかですね〜。え〜と…、ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な」
 100%の恣意を働かせられる神頼みはやめて下さいっ!
「はい、こっちのお薬です〜」
 ……よかった、正解の方だ…。
「これで11人目です〜。…あら〜? 何か新しい札を頂きました〜」
 はい。称号札と呼ばれるジャンルの1つ「良医」ですね。あずささんのパラメータの、魅力が+3される効果があります。
「あらあら〜。……うふふ〜」
 とても嬉しそうですね。
「だって〜、女性にとって魅力が増すという事は、とても〜」
 あ、あああ、美人になったとかグラマーになったとかいう事じゃありませんからね? 山奥に延べ半年以上籠もって、ワイルド感は溢れましたけど。
「……そんなあ」
 リプレイ書くかどうかわかりませんが、アイドルヴォイスは破岩剣の某アイドルさんは、刀鍛冶を手がけてマッチョな魅力を上げましたから。
「千早ちゃんらしいです〜」
 ……言っちゃったよ。
「でも〜、女性が筋肉モリモリになっても、魅力が上がるって…」
 ですから、評判とか知名度みたいなものだと思って下さい。…今回もまた、医師プレイの話題から逸れますが…、
「なんでしょう〜?」
 診療を繰り返す事で上がる、医師としての評価は、ゲーム上でもマスクデータで、目で見て把握する事はできません。じわじわと、人々の間で口伝えに噂が広まっていって、いくつかの段階に達したところで、称号札という形で目に見えてくる、と考えて下さい。
「なるほど〜」
 積み重ねる事で魅力が上がる作業には、診療の他に、いま言いました武器制作、それと他人との親睦を深めるための茶会、この3つがあります。
「え〜と、お医者さんというお仕事がある、と言う事は〜」
 ええ。このゲームでは他に、鍛治屋や茶人を職業として選んで極めていく遊び方もあるって事です。
「でも、プロデューサーさん?」
 なんでしょう?
「いつか、お侍さんがお医者さんを兼ねる遊び方のお話をしていたような気がするのですが〜」
 ええ。掛け持ちアリです。で、たまたま今あげた3つが、他のどれかと兼業できるものなんです。他のどれかと言うのは、武士、商人、忍者、海賊の4つですね。…あ、あと剣豪がありました。
「え〜と……」
 魅力アップ組の医師、鍛治屋、茶人をB組、剣豪を除く他の4つをA組と呼ぶ事にしますと、A組のどれかを本業にしつつ、空いた時間でB組の仕事を進めていけるし、その方がプレイの幅が広がるんでお勧めって事です。
「なるほど〜」
 兼業に関しては特異なのが、剣豪。これは、ほどほどの強さを追求したり、自分の流派を興して、名の通った武士や浪人の中から弟子を取っていく程度でいいなら、A組、B組すべてのうちのどれかと兼業ができます。
「便利ですね〜」
 …アイドルヴォイスは斬鉄剣の某アイドルは、剣豪と鍛治屋とを兼ねている状態なんですね。…ですが、道場を開いて、無名の市井人達を相手に、数千、数万人規模の門弟を集めようとするとか、ひたすら山籠もりして瞑想し、かつて誰も編み出し得なかった究極技を開眼しようとかするなら、A組B組を問わずどの仕事とも掛け持ちをする余裕なんてありません。
「はあ〜、厳しい道なんですね〜」
 兼業に関してもう1つ。A組同士、B組同士の兼業はできません。A組は、2人の人物に同時に仕える事ができないからで、またB組は、医師が診療所を開くように、専用の施設を設けないと営めず、それは2つ同時に開く事ができないからです。
「ん〜、ん〜…。な、なんとか理解しました〜」
 また剣豪は、プレイの奥行きを求めるなら道場を開かないといけませんし、その道場は、誰かに仕えていると開けないという特質を持っているんです。
「なるほど〜」
 ただ、剣豪に限らず、A組同士、B組同士でも、兼業が不可ってだけで、どれかをほどほどに進めてから、他に鞍替えするのはOKです。…実は、ゲームの大筋を紹介するために、1人のキャラで9つの職業をとっかえひっかえしつつ、最大何枚の札を集められるかというプレイを試みているんですよ。
「…面白そうです、けど〜」
 正直、始まりからエンディングまでの青写真というか年譜というかを、先に組み立ててからでないと成功しませんね。今はデータ集めと整理とに没頭してます。風邪ひくくらい。
「爆〜」
 ありがとうございます。…さてあとは、…ああそうだ。B組の生業を積み重ねると魅力が上がるように、繰り返す事で他のパラメータを上げる作業も紹介しておきましょうか。
「いいですね〜」
 あずささんには関係ありませんけどね。
「………」
 といいますか、必要があって繰り返した結果、地力が上がったり箔がついたりするようなものですんで。…B組の仕事には、有り体に言えばパラメータはどうでもいいものですからね。
「…なんだか寂しいです〜」
 テンションが下がるとジャスト診療のタイミングが取り辛くなりますよ。…それはそれとして、まずパラメータについておさらいしましょう。
「はい〜。統率、武力、政務、知謀、魅力、以上5つです〜。統率は身長から100を引いたもので〜」
 それは忘れて下さい! まず統率は、合戦で兵を有効に働かせる能力ですから、まあこれは合戦で勝ちまくる事で上がります。
「武力は〜、…きっと、山賊さんや剣豪さんと戦って勝ちまくるといいんですね〜」
 当たりです。同様に政務は、開墾や鉱山開発、城の補修や増築を、どしどし成功させていく。知謀は、朝廷工作や他勢力との外交交渉などを積み重ねる。…まあ、統率アップは商人ではほぼ無理ですし、政務にいたっては武士以外ですと、最初の段階はあり得るとしても、それ以上向上させるチャンスはないでしょうね。
「では〜、持って生まれたパラメータが大事になってきますね〜」
 でも、技能レベル次第でかなり挽回できますし、それに…。
「??」
 パラメータアップは、例えば診療による魅力アップでしたら、良医を最初に、上医、名医、神医、のように、どのパラメータアップにも4つの称号札がありまして、それぞれ+3、+5、+10、+15なんですが…、最上級のもの以外は、パラメータに応じた最高級アイテムを買った方が手っ取り早いんですよね。
「あらあら〜」
 特に武力は、あるイベントで優勝すれば、最低でも+16のアイテムが手に入りますし、そうでなくても+12のものでよければ、京の町の商家「茶屋」で売ってます。政務は堺にある「納屋」、または同じく堺の南蛮人のところで+10のものが、統率は、時代によって変わりますが、どこかで+12のものが、知謀もどこかで+10のものが、魅力は…、
「…魅力は?」
 確実なところでは、平戸の南蛮人が+10のものを売ってくれますし、信長がまだ死にそうもない時代なら「納屋」で+12のものが売ってます。運まかせの話までするなら、+10以上のアイテムがゴロゴロしてますね。
「では〜、称号札でアップするのは、最後まで極めた人へのご褒美のようなものなんですね〜」
 そう考えるといいですね。最後に、医師の称号札を得る条件は、薬を調合した日数と、無料で正しく診察した回数とを合わせて判定されます。
「あ〜、だから、お医者さんが薬を買うべきではないって言ってらしたんですね〜」
 まあそれもありますね。具体的には下から順に、調合日数と診察回数とがそれぞれ10、20、50、100、です。
「わかりました〜。…あら?」
 ……気づきました?
「…たぶん〜。…あの〜、さっきの農家の方、11人目の患者さんだったような〜」
 ええ。どうやら、やっぱり地獄屋の番頭は懲らしめないと、医師としての評判が落ちるみたいですね。
「え、ええ〜!」
posted by 負犬山禎之丞 at 21:37| Comment(0) | 朦朧堂、脱線の間 | 更新情報をチェックする
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