2007年12月28日

癒しの道はマイウェェェッ! 06

これまでのマイウェェェッ!
01 02 03 04 05


「プ、プロデューサーさ〜ん……、ま、まだ採るんですか〜」
 はい。まだ全然、薬草採取アピールが足りません。
「こ、これって…、オーディションだったんですか〜?」
 そうです。どこからか、はう〜3番、今のドクダミいいわ〜、最高! とか聞こえてきますでしょう?
「…プロデューサーさん? まさか、毒草に当たって幻覚見たりしてませんか〜?」
 もっといい薬草採ってくれないと帰っちゃうわよ〜。
「プロデューサーさ〜ん! しっかりして下さい〜」

 かくして、あずささんは4月23日からの50日間、富山の山中に籠もり、265の薬草を集めた。さらに26日かけて生薬を作成。
 この間、東北では大宝寺家が滅ぼされ、また、陸奥国、大浦城を治める津軽為信が、南部家に叛いて大名となっていた。
「でも、私には関係なさそうです〜」
 そうなんですけどね。では、生薬の補充も済んだところで、今度は壮腎丹を作ってみましょう。
「♪じんたん たんた……」
 ……1日に、生薬1単位使って、5の壮腎丹が作れます。
「でしたら〜、20日ほど作ると、99に近くなりますね〜。きっと無効薬もいくつかできるでしょうし〜」
 ああ、待って下さい。とりあえず9日で止めて下さい。
「??? はい、わかりました……」
 終わったら、診療所を出る前にセーブを忘れずに。
「はい〜。こねこね…。あ、そういえば〜」
 何でしょう?
「万金丹は作れないのでしょうか〜」
 そうですねえ。今のあずささんは、2種類の薬を作れる技能を2つ、合わせて4種類しかつくれませんねえ。
「ん〜、でも〜、永田先生の診療所で売っていたという事は〜、作り方があるはずです〜。…も、もしかして、作り方を探しに、海を渡る冒険の旅に出なければいけないとか…」
 出なくていいですっ! 向こうから来てくれるんですから。
「???」
 …さて9日経過。これまでの調合経験で、風邪薬59、特効薬71、透頂香74、壮腎丹35、無効薬54が、あずささんの手元にあります。
「えーと、ちょうど30日、薬の調合をしましたね〜」
 それがフラグです。では、セーブもしましたので、診療所を出てみましょう。
「ああっ! イベントが発生しました〜」
 そして技能札「万能薬調合」を獲得。これで万金丹が作れるようになりました。
「…簡単に言いますけど〜、難しいテストを受けたんですよ〜」
 ま、難しいと言っても、レベル4になった後のレッスン程度です。失敗しても、諦めさえしなければ何度でもトライできますんで。…あと、テスト前に起きるイベントは、プレイヤーが武士か、それ以外かで2通りに分かれます。
「そうなんですか〜。…あ、万金丹ともう1つ、新しい薬も作れるみたいです〜」
 はい、反魂丹ですね。これはどこを探しても買えない、自分で作らなければ手に入らない貴重な薬です。診察をしてみて、とても重そうな症状だとわかったら使いましょう。
「はい〜」
 一方の万金丹は、…今でいうなら正露丸だと思って下さい。つまりお腹の病気にとてもよく効きます。
「わかりました〜。では、まずは反魂丹から作ってみますね〜」
 ええ。とりあえず残りの生薬17単位、全部使っちゃって下さい。ちなみに1日で、生薬1単位使って、反魂丹を3作れます。
「貴重なお薬だけあって、少ないですね〜」

 8月3日からの17日間で、あずささんは反魂丹44、無効薬17を調合。その後、また富山へ薬草を探しに出かけました。50日かけて266の薬草を採取。診療所へ戻ると、以前の残りと合わせて、27の生薬を作りました。
 そしてまた、診療所に詰めてひたすら調合の日々…。
「なんだか、ひきこもりさんみたいです〜」
 この間、世間では、淡路の塩飽(シワク)水軍が、紀州の熊野水軍に攻め滅ぼされました。また歴史に名高い、墨俣一夜城が建設されています。
 さてさて、あずささんはもう一度、じっくりと18日かけて、40の反魂丹と14の無効薬を調合。
「これで生薬の残りは9単位になりました〜。では、最後に残った万金丹の調合をしてみますね〜」
 万金丹は、1日に生薬1単位を使って5作れます。…そんなわけで、万金丹41と無効薬4ができました。ではこの辺で、薬について軽くおさらいしましょう、あずささん。
「はい〜」

風邪薬:1日あたり20、風邪薬
特効薬:1日あたり10、風邪薬
透頂香:1日あたり10、強壮剤
壮腎丹:1日あたり5、強壮剤
万金丹:1日あたり5、万能薬
反魂丹:1日あたり3、万能薬

「これと、無効薬。全部で7種類です〜」
 はい、風邪薬2種類は、風邪と見られる症状4つのうち、それぞれ2つにとてもよく効き、2つにそこそこ効きます。強壮剤2種類は、もっと身体全体の不調4つのうち、一時的なものと見られそうなものには透頂香、慢性化していそうなものには壮腎丹がとてもよく効きます。
「万金丹は、お腹の病気に効くんでしたね〜」
 それは2種類の症状しかありませんので、いちばん見分けが簡単でしょうね。そして反魂丹は…、聞くからにヤバそうな重症2種類に効きます。ただ、このうちの一方が、全身の不調とも見えるものなんで、しばらくは迷うかも知れませんね。…では、あずささん。
「はい〜。また薬草を採りに行きましょう〜」
 あー、そうじゃなくて…。一通り薬を取り揃えましたんで、ここらでいったん、患者を待ってみましょうか。
「いいんですか〜? 特に壮腎丹が、足りなくなってしまいそうですけれど〜」
 35もあれば当面は困りませんよ。実際に診療をやってみれば実感するはずです。…今日が12月23日ですから、年内いっぱい、7日ほど待ってみましょうか。
「はい〜。…なんだかドキドキします〜」
 …お? 早速、酒場の女将が来ましたよ? これはもしかすると滑り出し上々かも知れません!
「ど、どうしましょう〜。頭の中が真っ白に…」
 今から慌てないで下さい! …ふーん、体がだるくて何をするのもおっくう、だそうですよ、あずさ先生?
「え、え〜と…、全身の不調が慢性化しているように見えますね〜」
 だったら、出す薬は決まりですね? とりあえず正解はナイショで。
「はい〜。では女将さん、お大事に〜」
 …じゃなくって! 薬代をどうするか決めて下さい。
「あっ、そ、そうでした〜。…ええと…」
 3択になります。まず1つは、他の医師が売っている値段、まあ相場の通りに請求する。次の1つは、倍額ふっかける。最後の1つは無料奉仕する。
「ん〜。……いくらがいいですか、女将さん〜?」
 患者に訊かないで下さい! …ま、悪徳医師を演じてみるとか、そういうポリシーがないなら、タダであげちゃっていいんじゃないですか? どうせ生活費のかからないゲームですし。
「ではその通りに〜。…ああっ! なんだかとても喜ばれてしまいました〜」

 かくして、医師、三浦あずさは、診療2日目にして「生き仏さま」と崇められるほどの成功を収めたのでした。



癒やしの道はマイウェェェッ!  完








「ま、待って下さいプロデューサーさ〜ん!」
 す、すみません! こんな感じの展開になると、こうしたがる癖が……。
「ここで終わってしまっては、新しいプレイヤーさんの参考にならなくなってしまいます〜」
 ああ、あの人はどうやら医の道を逸れて、新境地を拓きつつあるようですけどね。誰もが鼻をつまみ目を逸らすような物を、茶器の材料として再活用したり、またそういうものを使って敵を倒す武芸の流派を興したり。
「素敵かも知れません〜。ぜひ、大勢の方にその活躍ぶりをお知らせしなくては〜」
 一応自重しときますが、嫌とは言いがたいようにあずささんの口から言わせてみました。酷いなあ。
「他にも、新しいプレイヤーさんが出てくるかも知れませんね〜」
 どうでしょうね…。もう3年前のゲームですからねえ。もっとも、PC版、PS2版、どちらも安くなってますから、手を出し易いとは思いますけど。
「もし、これから買ってみようという方に、プロデューサーさんでしたら、どちらをお勧めするんですか〜」
 これをPS2版準拠で書いてる上に、俺がまったくタッチしてない方を勧めるのもアレですけど、断然PC版です。
「パソコンの方が、できる事が多いとか、そういう事でしょうか〜?」
 いえ、その点では全く逆ですね。そもそも俺、コーエーのPCソフトは所詮コンシューマ用のβ版だとか言って憚らないんですよ。
「???」
 PS2版は、シナリオが2つ多い、登場人物が80人多い、武芸の秘技や貴重品など、いろいろ合わせると数えるのも面倒なくらい多い、などなど大幅なデータ増強が施されています。
「でしたら、お値段が同じくらいなら、プレステ2をお勧めした方が…」
 また、配下人物の技能レベルを上げるのがかなり楽だとか、軍団長として合戦に出た場合に、勝てば余勢を駆って他の拠点に攻め込めるとかなど、城主や支店長以上の身分になってからの進行が、だいぶ違いそうですね。…俺、この2点に関しては、PS2仕様じゃないと、やる気になれないかも知れません。
「?? それでは、なおさらプレステ2版の方がよくありませんか〜?」
 ところが、そうした後発の利点をもってしても、よしとは言い難いくらいの欠点があるんですよ。異様なほど、ロードに手間がかかるんです。それもセーブデータのロードじゃなくて、ですよ。
「どういう事でしょう〜?」
 町や城などを移動する際の画面を、それこそ数歩進むごとにデータを読み出して描き直しているような感じなんです。もうカックンカックンで…。このために、通信もしないのにBBユニット買いましたから。
「あら〜……」
 ハードディスクを使えば、その点は解消されるんです。けど、あれっていま主流の薄型PS2には取り付けられないんですよね、確か。…そしてインストールしても、まだ…、移動時の他にも、膨大な数の人物が行動しているだけに、日付の変わり目で、演算のために数秒止まるのはザラですね。武家の評定があって、大勢の人物が外出する月初めなんかですと、10数秒も止まりますよ。
「う〜ん、私よりは動きが早そうですけど〜」
 画面表示を「詳細」から「簡易」に変えると、だいぶまともになるとは聞いていますけどね。…武士として天下統一を果たそうとすると、エンディングまでの総プレイ時間が60時間以上にもなるゲームですから、少しでも円滑に進んで欲しいじゃないですか。…単純にお勧めポイントの量だけで言えば、PS2版を強く推したいのは山々なんですけどね…。
「難しいですね〜」
 逆にPC版のメリットは、ゲーム中のイベントをユーザーが作れる「イベントコンバータ」でしょう。残念ながら俺は使う術もないんで、詳しいコメントもできませんが、いまでも導入できるものだったら、ぜひあの方には、誰もが鼻をつまみ目を逸らすような物が、歴史の流れを大きく変えるイベントを作っていただきたい!
「ワクワクします〜」
 ま、どちらを選ぶにしても、今なお勧められるソフトには違いありませんね。いわゆる「やり込みゲー」ほどの深さはないかも知れませんが…、あれって、どこまで追求してみても、おそらくは制作スタッフの想定内に収まる事しかできないと思うんですよ。
「えっと、よくわかりませんけど〜…」
 このゲームでは、考え方次第で、いくらでも本筋から離れられるんですよね。いま生きているすべての武将を、武芸レベル4にできないだろうか、とか、できる限り多くの浪人を、今もっとも弱小な大名の配下にしてみよう、ただし自分は武士にならない、とか。
「…よくわかりませんけど〜、凄そうです〜」
 制作側想定内の遊び方をするにしても、例えば忍者の場合、すべての忍者拠点を制圧するのではなく、支持する大名家に天下統一させる事を目的にしてもいいんです。また、初めに選べる5人のように、キャラ固有のストーリーイベントが用意されている人物も20人以上いますかね。
「そうなんですか〜」
 さすが主役の秀吉なんかですと、姫路城主に任じられた後、謀叛して自立した後専用の展開があったり、明智光秀で山崎の戦いに勝つと、足利義昭が将軍職に復帰したり、史実に背くストーリーを追ってみるのも一興かも知れません。
「なるほど〜」
 …では今日の最後に、PS2版で追加された人物でもっとも人気が高く、彼一人がいない事で歯噛みしたPC版プレイヤーも多いという二階堂盛義さんを紹介しましょう!
「……ど、どうしてこの方は、こんな表情をしていらっしゃるんですか〜?」
 別に、贈り物に驚いたわけじゃなく、地顔です。…こっちの列伝で見ると、もっとしっくり来ますかね。
「言われてみれば〜、悲壮感が溢れているような〜……」
posted by 負犬山禎之丞 at 20:24| Comment(4) | 朦朧堂、脱線の間 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えーと・・・もしかすると私のことですか?
まったく想定外の不意打ちだったので、部隊が混乱中。
この桶狭間っ!ド桶狭間っ!EL桶狭間っ!
・・・語呂悪い。

とりあえず落ち着くまで一旦撤退!
・・・なぜ?・・・いつから?
Posted by 鯛千代 at 2007年12月29日 22:00
定説と違い、実際の桶狭間合戦は真っ向勝負だったようです。
しかも、松平すなわち今川方の武将の日記には、「高所から相手を見下ろすと寡兵に見えるものだから油断するな」と同僚を諫めた、とあるそうです。
対する織田方でも、ゲームにも登場する太田牛一が、今川勢は高所に陣取っていたと記録しています。

…だから、なんで義元が負けたのか、確かな理由はさっぱりわかってないんだそうですね。

ちなみに3日に1回は拝見してますので(笑)
Posted by 負犬山禎之丞 at 2007年12月29日 22:46
うーん・・・到達経路は推測できるんですけど、いつから?
せめてもう少し前に教えてくれれば、あそこまでの暴走はなかったかもと・・・
とりあえず、せっかく医術の道を習ったのに、あのような結果になってしまったことを深くお詫び申し上げます。

あずささんの要求の意図はなんとなく察しましたが・・・その辺は年明けにでも小田原評定したいところです。
それでは、よいお年を。
Posted by 鯛千代 at 2007年12月31日 00:28
私としましては爆走して下さっても構わないのですが(笑)
またリンク云々は、当堂のおもてなし流儀でありますところの、ゲストいじりですので深くお考えになりませぬよう(斬)

最初のプレイですので、お好きなようになさるのがいちばんではありますが、茶人は武士以外の身分で突き進めていくのが面白いですよ。

Posted by 負犬山禎之丞 at 2008年01月02日 20:37
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]