2007年05月30日

縄文式ぶろぐ・2−3

春香:ボロボロになってしまったインベル。そして、大怪我をして意識不明になってしまった私…。
千早:え……? 春香?
春香:モンデンキンドに収容はされたんですけど、私はそのまま医務室行きで、ハンガーに収められたインベルの周りでは、整備のスタッフさん達が必死の修復作業を始めました…。
千早:ねえ春香、いきなり話が飛んでいないかしら?
春香:医務室の蛍先生も手を尽くして下さって、私は何とか一命を取り留めました。でも、雪歩と伊織がお見舞いに来てくれても、私はまだ昏睡状態…。
千早:待ちなさい春香。大事な事を話していないのではなくて?
春香:律子さん達スタッフが、寝る間も惜しんで作業してくれたお陰で、インベルも再起不能にならなくて済みました。…でも、
千早:春香ったら! どうしてそのような事になったのか、説明しなくては読者のみなさんが困ってしまうわ!
春香:その頃私は、夢を見てました。インベルに乗っていて、突然モニターとかなんかが全部消えちゃって、動かす事もできなくなっちゃって…。そんな悪い、怖い夢のお陰なのかな、私はやっと意識を取り戻しました。
千早:ねえ春香…、あなたが悪い夢を見るきっかけになった出来事、ちゃんとみなさんに紹介を…、
春香:インベルの様子を聞いて、もう私、いてもたってもいられなくなっちゃって、車椅子を借りてインベルがいるハンガーへ行ったんですけど、…まだ修復の途中の、装甲も剥がれたままだったインベルを見たら、私……。
千早:春香! ねえ、聞いてる?
春香:私がうまく戦えなかったから、インベルがこんな目に…。
千早:…そうね。ドロップを破壊する任務には慣れていても、アイドルを操っての戦いは初めての事だったものね。…それで、あなたの相手は誰だったのかしら?
春香:整備班の人達が、なんと四日も徹夜して頑張ってくれたお陰で、ついにインベルは元通りの元気な姿を取り戻したんです! とっても嬉しかったけど…、でも……。
千早:私の出番を飛ばさないでっ!
春香:…とうとう言っちゃったね?
千早:! わ、わざと…、私をからかっていたのね!?
春香:だって千早ちゃん、私を本気で殺そうとしてたんだもん。ちょっとお返しに意地悪してただけだよ。
千早:あ、あれはアニメの中の事であって、この私はそんな…。だって、春香は私の大切な友達ではないの。
春香:どうかな〜? 千早ちゃん、友達できなそうなタイプだもん。
千早:は、春香…。あなたいつから、そのようにねじ曲がってしまったの?
春香:ところでさ、アニメだと、私を殺してインベルを奪うために、高度二万メートルから地面に落とそうとしてたよね?
千早:ええ。インベル達アイドルには、重力に反発して浮いたりする能力があるけれど、戦いで損傷率50%を超えたインベルは、その力を発揮できなくなっていたから、そこで衝撃を加えれば、アイドルマスターにもダメージがダイレクトに伝わって…、我が事ながら、酷い事を考えたものだわ…。
春香:でもさ、そんな事しなくたって、高度二万メートルでコックピットこじ開けちゃえばよかったんじゃないかな?
千早:え?
春香:だって私達、宇宙に出る時も体操着みたいなのしか着てないんだよ? コクピットの中の空気がなくなっちゃったら、すぐ窒息しちゃうよね?
千早:やめて春香! そのような恐ろしい考えは捨てなさい!
春香:さて、インベルも私も、そんな恐ろしい千早ちゃんとの戦いで受けた傷は癒されたんですけど、でも…、私達の関係は元通りにはなりませんでした。
千早:春香が目を覚ました時の、悪い夢。それが本当の事になってしまったのね。
春香:もともと、インベルが動いてくれなかったのは、私と初めて会った時、16年ぶりにモンデンキンドの地下深くから出てきたら、いきなり千早ちゃんと…ええと…、ご飯…、じゃないんだよね…。
千早:ヌービアムっ!
春香:そうそれ! それに襲われちゃって、やっぱり外は怖い、って思っちゃったからだったんです。
千早:私達が襲いかかったのが、1話から2話の事で、その後、3話で春香が乗ったまま無理矢理外に出させて、一緒なら怖くないんだ、って納得させたのよね。
春香:それでインベルも、私の言う事を聞いてくれるようになったのに…、私といても、…ううん、私といたから、今まででいちばん怖い思いをしちゃったんです。だからインベルは、身体は元に戻っても、もう私には答えてくれませんでした…。
千早:インベルも苦しかったのでしょうけれど、でも春香だって…
春香:…いいよ、私の事は。
千早:よくないわよ! だって友達の事なのよ?
春香:どうかな〜?
千早:…やっぱりいいわ。
春香:まあ、お話を進めるためにちょっとだけお話ししちゃいますと、私は小さい時に、ひとりぼっちになりました。やよいみたいに強引に手を取ってくれる人もいましたけど、でも、離れて行っちゃった人とは、もう元には戻れないんだ、って…。
千早:深夜に一人ハンガーに向かった春香は、身の回りの品をまとめた鞄を提げていました。もう一度インベルに声をかけてみて、それでも駄目だったなら…、
春香:朝になって、雪歩や伊織が気づいた時には、もう私、田舎へ帰る列車に乗ってました。…だけど、向こうに着いて、お爺ちゃんに電話したんですけど、結局何も言えなくって…。
千早:無理もない事かも知れません。そもそも春香、何のために東京へ行くのか勘違いしたまま出てきたのですから、お爺さん達にも正しい事は伝わっていません。
春香:芸能人じゃなくってパイロットだってわかってからも、機密事項だから教えるわけにいかなかったですしね。やよいにも教えてないんです。
千早:ですから、こんなに早く、何があって東京を後にしたのか、訊かれても答えられませんし、答えづらかったでしょう。それにまた、訳ありでお爺さんの元に預けられていた春香にとって、田舎の家は、春香が自覚していなくても、居心地がよくなかったのかも知れません。
春香:もう、こっちに来ちゃったら、いまさらやよいにも声をかけられないし…。田舎にも、モンデンキンドにも戻れない…。
千早:幼い頃に負った心の傷。後ろ向きになって、独りの殻に閉じこもりがちになっていた春香は、高槻さんの無理矢理な友情によって、それを克服した経緯がありました。その後の春香は、裏表のない、はち切れそうに元気な高槻さんを倣うように、笑うのが好き、笑わせるのが好き、…脳天気、バカリボンと言われようと、辛い事、難しい事に直面した時…
春香:ま、いっか。
千早:…で片付けて、前に進む事で乗り越えてきました。ですが今度ばかりは…、一つを片付けてもまた一つ、また片付けてもまたまた一つ、そして、とうとう片付けられなくなってしまいました…。と、泣きながら見つめていた、寂しげな夕焼けの空が大きな影に遮られ、春香のそばへと降りてきたのは…
春香:止めを刺しにやってきた千早ちゃんと、ヌ、ヌ…、ヌーディスト!
千早:ヌービアムっ! だ、だいたい、どうしてそこで私が出てくるのよ!?
春香:だって、出番欲しそうだったんだもん。
千早:事実と異なる出番なんていらないわよっ!
春香:あ、そうだ! いっそ私、千早ちゃんのところへ行っちゃえばよかったんじゃない?
千早:だ、駄目よ! まだ敵味方に別れているのだから! …って、何ですって? こんな形で今日は終わりなのですか、プロデューサー!?
春香:んー…。ま、いっか。 じゃ、そういう事でっ!
千早:春香も…。ま、待って春香! また今日も、どうしてそのように全力疾走で帰っていくの!?
春香:プロデューサーさんに教わった、シコウスキー投手のモノマネっ!
千早:いくらヤクルトに移籍が決まったとはいえ、またこの場面で使う必然性が全くないわっ!
posted by 負犬山禎之丞 at 01:02| Comment(4) | 朦朧堂、妄想の間 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
十勝支部所属の亜美真美がてこ入れ要員だったら第二期決定だとおもいます
Posted by よーく at 2007年05月30日 02:31
先読まれたっ! 書き直さなきゃ!(またかよ)

よく考えてみますと、第2期云々より、そもそも1クールで終わりかどうかすら定かではないような…。
Posted by 負犬山禎之丞 at 2007年05月30日 23:06
私の名前はヌーブラでもノーブラでもないッ、ネーブラだァァ!二度と間違えるなッ!!
という台詞を想像してしまったジョジョニスト。
・・・はっ、まさかこれも孔明の・・・まさかね。

双子は亜美の名前しか出ていなかったので、真美の存在が消されてしまいそうな気がします。
もしくはラスボス?
Posted by 鯛千代 at 2007年05月31日 00:49
いや、その一手は私の読みの中には入っていなかった!

>ラスボス
読まれたっ! 書き直(以下略!)
Posted by 負犬山禎之丞 at 2007年05月31日 02:11
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