2009年09月04日

今日の解説 「東京書籍」

犬   :リディア先生! リディア先生っ!
リディア:あら負犬山くん。割とお久しぶりね?
犬   :先生が、どうしても夏休みを満喫したいとおっしゃるので。
リディア:言ってないわよ!
犬   :本当のところは、アンサーアンサーがバージョンアップされて、新しく登場したクイズ形式について、何か書けそうな気がするまで研鑽を積んでいたんです。
リディア:それ、前回から今日までの間の、後半くらいにしか当てはまらないわよね?
犬   :…ごめんなさいサボってました…。というか、解説は早々と書き上げたんですが、話のマクラがなくて…。
リディア:解説だけ発表してしまえばいいのに。
犬   :それじゃ、先生と僕との軽妙トークタイムがなくなっちゃいますよ!
リディア:自分で軽妙とか言わないの。…それで、新形式については、どう思っているのかしら?
犬   :どうして、タイトルの名前って、一般的にみて問題ありそうな名前ばっかりなんでしょう…。
リディア:あまのじゃくとか、チキン野郎とかの事?
犬   :チキン野郎じゃありませんってば!
リディア:新形式は、「速答プレッシャークイズ」と「うそつきダウトクイズ」よね。
犬   :はい。与えられるタイトルは「プレッシャー職人」や「うそつき師範」のような肩書きです。あと、ここで紹介しなかった「爆弾押しつけクイズ」では「押しつけ名人」と言った感じです。
リディア:あなたの事だから、とっくに「うそつき超人」になっているのでしょう?
犬   :なってません! まだ師範です。…まあ、導入されて久しいアレは「押しつけ超人」になってますけど…。
リディア:あまのじゃくで、チキンで、うそつきで、押しつける人で…、なんて迷惑な人なの?
犬   :うわああん! リディア先生が僕にプレッシャーを!
リディア:作品が違うわよ。
犬   :では、有名出版社の作品について、解説を始めましょう。
リディア:…作品?

  東京書籍の出版物。
   江戸川乱歩小説キーワード事典  理科年表
   なぜ月曜の朝はつらいのか?   ロマンシア 必勝ガイドブック
   工場萌え            焼肉手帳
   怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか ねこ耳少女の量子論
   戦国ラブ ガイドブック      天文手帳

リディア:これは、まず正解を列挙してしまうのがシンプルでよさそうね。
犬   :はい。『江戸川乱歩小説キーワード事典』『なぜ月曜の朝はつらいのか?』『ロマンシア 必勝ガイドブック』『工場萌え』『焼肉手帳』『戦国ラブ ガイドブック』 以上6冊が正解です。
リディア:教科書大手ではあるけれど、文芸や実用書ばかりではないのよね。…中でも驚かれそうなのは、ゲーム攻略本かしら。
犬   :あー、でも、僕と同世代なら、昔ビックリしたのを思い出した、という方もいるかも知れません。
リディア:今回は、出版物に限ったから、選択肢には入っていないけれど、ファミリーコンピューター用のゲームソフトも作っていたのよね。
犬   :小学生用の算数ゲームでしたね。後にゲーム開発部門は分社化され、「トンキンハウス」ブランドを掲げて、『イース』シリーズ、『太陽の神殿』『ロマンシア』など、日本ファルコム製のソフトをスーパーファミコン用に移植しています。
リディア:それらの攻略本は、出版社としての知名度を活かすつもりだったのか、東京書籍の社名で刊行されてたの。
犬   :まあ、ある意味では実用書ですね。
リディア:違うと思う、絶対。
犬   :では次。調べている間に、僕がいちばん驚いたのは『工場萌え』と『団地の見究』とでした。ネット上で人気になっていたとは言っても、書籍にするとなったら、まだ前衛的に過ぎますよね。
リディア:歴史的建造物ならまだしも、木造駅舎や、古式を感じる民家などでさえ、まだコアな趣味と言われかねないわよね。まして工場や団地は、公害とか核家族化とか、悪いイメージがつきまといかねない建物。出版までには一大決心が必要だったんじゃないかしら。
犬   :それを、教科書のイメージが強い会社が手がけたとは…。調べるまで、モダンアート系か、ネット色の強い出版社が出したものだとばかり思ってました。次はインターチェンジ本が出ますかね。
リディア:どうかしら…。
犬   :さて…、書籍を見ていないのでコメントできないものが多いんですが
リディア:よくそれで、クイズに使おうと思ったものだわ…。
犬   :『戦国ラブ ガイドブック』は、タイトルからして『ねこ耳少女…』に似た微妙さを感じるかと思います。
リディア:ねこ耳は、PHP研究所よね?
犬   :はい。『元素周期 萌えて覚える科学の基本』もそうでした。…PHPがこの手に乗り出してきたのにも腰を抜かしましたね。あとガンダム本とか。
リディア:松下幸之助は、この路線についてどう思っているのかしら……。
犬   :他に、萌え学問書を手がけているのは、『もえたん』の三才ブックス。やや雑学寄りでは、『腐女子のことば』『30歳からの保健体育』などの一迅社。『萌え萌え○○図鑑』など、完全雑学寄りのイーグルパブリッシング。
リディア:主立ったところでは、このくらいかしら?
犬   :ただ、これら各社と比べますと、『乙女の日本史』含め、東書の出版物は、タイトルこそ微妙にアレですが、中身は至って普通みたいですね。ざっと読んだ限りでは、キャラ絵が全面に出ているわけでもありませんし、文体はやや堅めな感じでした。
リディア:もちろん、東書以外が不真面目って事ではないし、どちらの方がいいか、あるいはどちらも同等と見るかは、人それぞれだけどね。
犬   :もう1つ、大雑把にでも紹介しておきたいのは『焼肉手帳』です。
リディア:都市別に、人気のある焼肉店を紹介する、『ぴあ』や『Hanako』の別冊小冊子みたいなものかと思ったら、まったく違ったわね。
犬   :お店ではなく、肉そのものを紹介し、説明する本なんですね。
リディア:まず、「牛肉(正肉)」「牛肉(内臓)」「豚肉(正肉)」「豚肉(内臓)」「馬肉」「鶏肉」「合鴨肉」と、大きく7つのカテゴリに分けているの。
犬   :それぞれに分類される部位の和名、英名、カラー写真、そしてもちろん、食感や味わいなどの詳細な説明文、などが、ほぼ1種1ページを割いて載せられています。
リディア:肉の名前って、ちょっとした食肉業界の隠語めいたところもあるから、英語でどう呼ぶか見た方が、案外どこの部位だかわかりやすかったりするわね。
犬   :…「どて」みたいに、知りたくなかった部位もありますけどね…。
リディア:尻、だけに知りたくないのね。
犬   :上手い事言ったように聞こえますけど、どっちかと言うと腸の出口ですよね!?
リディア:知ってる? 豚肉には「おっぱい」という部位があるのよ?
犬   :しかも内臓扱いですよね。
リディア:…さて。タイトル通り、手帳のような体裁になっているけれど、むしろちょっとした焼肉図鑑とも言えるわね。…表紙がビニール張りだったり、中身も上質紙フルカラー印刷だったりするから、いいお値段になっちゃったのが残念かしら。
犬   :他に『喫茶手帳』もあるそうですが、こちらはすみません、まだ現物を見た事がありません。
リディア:では、あとは、ハズレ選択肢の書籍が、どこから出版されたものか紹介して、今日は終わりかしら。
犬   :そうですね。『理科年表』は丸善。『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』は、ちくま新書。『ねこ耳少女の量子論』は、さっきも触れましたがPHP研究所。『天文手帳』は地人書館。以上ですね。
リディア:データ中心の2冊は、まあいいとして、『怪獣の名は…』は、簡単に言うと言語イメージ論を扱った本ね。
犬   :表題に掲げられた現象の他、よく売れた売れた車の名前は、Cから始まっている、とか。なかなか興味深い内容でした。『ねこ耳…』は、……まあいいや。
リディア:…何よそれ?
犬   :んー。学術書としてもラブコメとしても中途半端、という感は拭えませんでしたね。
リディア:そう。…でも、コミック一冊でどうにかできる分野ではないからね…。
犬   :では、今日のクイズはこちらです。
リディア:唐突だわ!

  大リーグに現在あるチームの、名前の意味。
   アオカケス     神父
   道をきり拓く者   万国博覧会
   醸造者       ゴールドラッシュに釣られてきた者
   小熊        ショウジョウコウカンチョウ
   王         避ける者

リディア:またゴチャゴチャな選択肢ねえ。
犬   :上手い事、短めに言えなかったものもありまして、お恥ずかしい限り。
リディア:さりげなく、ヒッカケも含まれているのね。
犬   :まあ、軽くお楽しみ頂ければ幸いです。
リディア:では、今日はここまでです。


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posted by 負犬山禎之丞 at 20:55| Comment(0) | 朦朧堂、衒学の間 | 更新情報をチェックする
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