2009年06月08日

38と72と72な切符10

帰途編1

犬 :さて、俺が怠けたせいで、発表期間だけは長引いてしまった九州徘徊録だけど、いよいよ今回と次回とでおしまいだ。
千早:日程そのものは、九州3日目となる10月8日があと半日、そして、プロデューサーが帰途に着くまでにはさらに2日ありました。
春香:ですけど、プロデューサーさんと私達は、競馬場から出たところでお別れしちゃったんです。
犬 :その後の旅程が、まず8日の残りで、熊本2店舗で出勤履歴を残して博多へ帰還。9日には、朝のうちに、写真を撮り残していたネタスポットを回った後、10時過ぎに九州を後にして、鈍行・快速を乗り継いで21時頃に大阪へ到着。
亜美:ずーっと移動してただけっぽいね。
犬 :その割に、新たなネタがあるわけでもなかったね。…一夜明けて10日には、これまでに寄っていなかったアイドルこじつけスポット巡りをしたんだけど、午前中で回り終える程度。そしてまた、半日かけて東京へ帰還。
真美:お疲れ様ー。
犬 :移動してるだけの事に、アイドルを丸1日以上つき合わせたり、半日足らずのネタ旅に、一度帰ってもらったアイドルをまた呼び寄せるのは、プロデューサーとしてどうかと思うだろ?
春香:…私、ほとんど半日だけのために呼ばれたみたいモガモガッ!
亜美:わんわんが、はるるんの口をムリヤリふさいでるよ!?
真美:でもスイーツ押し込まれて、はるるんも嬉しそうだよ!
千早:…そうは見えないわ…。
犬 :そんなわけで、残りの旅程は、事務所の会議室で、みんなに思い出話を聞いてもらうって体裁で進めていこうと思う。
亜美:らじゃー。
真美:んじゃ、さいしょは真美達とさよならした後のコトからだね?
犬 :うん。競馬場の最寄り、荒尾駅で、みんなには北へ向かってもらって、俺は南へ、新八代駅を目指した。
春香:九州新幹線と一緒にできた、新しい駅なんですよね?
犬 :そう。ここに15時少し前に着いて、市街地のショッピングセンターが走らせている無料バスに乗ったんだ。「アーバンスクエア八代臨港店」は、そのセンターから近いと聞いていたからね。
千早:なるほど。少しでも安く、という事ですか。
犬 :というか、他に手立てがなかった。バスで20分くらいかかったと思うし、路線バスはないし、な。
亜美:…んじゃ、次のゲーセンはどーすんの!?
春香:また駅まで戻って、違うバスとかに乗った…とかですか?
犬 :それどころか、駅から歩くしかない、と思ってたんだよ。でもね、センターで帰りのバスを待ちながら、路線表を見ていて、…近くを通るってわかったんだよ。
真美:めっちゃラッキーだね!
犬 :事によってはタクシーでも使うしかないかと覚悟していた移動を、無料で済ませて「リッチモンド」到着。そこから、今度は在来線の八代駅までは、20分くらい歩いたけど、まあそれは仕方ない。
亜美:遠くまで歩くのはいつもの事だもんね!
犬 :そして、ここで少し交通費が浮いたから、帰りでは途中で特急を使って、21時頃に千早駅に着いた。スーパー銭湯で少しくつろいでから、西鉄と地下鉄とを乗り継いだ先のネットカフェで1泊。
真美:…それじゃわんわん、寝ないじゃん…。
犬 :明けて10月9日。4時頃に出発。街に出ても誰もいないから、人目も気にせず歩きながら髭が剃れるビバ夜明け前。
千早:また少し、プロデューサーが理解の外へ出て行ってしまいました…。
犬 :問題は…、地下鉄も動いてないって事。まあ、3駅歩いて西鉄貝塚に着くと、ちょうど始発が出る頃合いだったけどね。…で、西鉄千早などで写真を撮って、6時半頃の列車で、名残惜しいがJR千早を後にした。
亜美:ぐすん。さようなら、千早お姉ちゃん。
千早:あ、亜美?
真美:真美達、ゼッタイ忘れないかんね!
千早:待って…、なんだかニュアンスが違っていないかしら…?
犬 :まあ、実際俺も、そんな気持ちで、見えなくなるまで72キロポストを目で追っていたわけだが…。
春香:…目に浮かんじゃいました……。
犬 :途中、黒崎で降りて、筑豊電鉄の萩原駅や穴生駅で写真を撮って、関門海峡を越えたのが10時前。あとはJRをひたすら乗り継いで、21時台の後半に、大阪は天王寺に着いた。ここで「アスパ4」と「ゲームランドACE」とを巡って出勤履歴。そして難波へ出て、うろ覚えに覚えていたカプセルホテルにチェックイン。
亜美:よかった…、わんわんが寝る…。
犬 :……ご心配をおかけしました。
千早:そして、いよいよ最終日を迎えるのですね。
犬 :うん。この日は5時過ぎに出発して、南海難波駅から、高野線という路線に乗った。向かうはこの駅
春香:わわっ!
真美:ここにも、はるるんの駅がっ!
亜美:手すりがピンクじゃなくて、赤だったらもっとはるるんっぽかったよね!
犬 :あー、なるほどねえ。
千早:しかし、残念ですが字が違いますね。
犬 :そうだね。…読み方が同じってだけなら、さすがこじつけ魔の俺でも相手にしないけど、ここに限っては、隣駅との合わせネタ一本があるからね。
真美:んと、げうとみき…ミキミキの駅だね!
犬 :それは無理がありすぎ…。なんでそっち見るかな…。
春香:わあっ! 千早ちゃんとお隣同士なんですね!
犬 :当然ながら寄ってきたよ。こんな感じ
亜美:あっ、こっちの手すり、超バッチリ千早お姉ちゃんの色だね!
千早:…運命的な何かを感じないでもありません…。
犬 :さて、この両駅は大阪府の南部、河内長野市にある。天見駅の隣、紀見峠駅は、もう和歌山県だ。天見駅は、温泉を中心にして栄えた宿場に隣り合わせて設けられたようだね。
春香:温泉!
犬 :高級旅館しかないみたいだから、トップアイドルになったら行ってきなさい。
真美:千早お姉ちゃんの駅には、なんかないの?
犬 :あったよ。千早を選んで挫折したプロデューサー達の愚痴が書き連ねられた旅ノートが、今や6冊目に
亜美:ちはやぐち、って、そっちだったの!?
千早:ご迷惑をおかけしました。…くっ!
犬 :今日はテンション低いな?
真美:お出かけの時じゃないからかな?
千早:…旅行中の事は忘れて下さい…。特に、聳え立つ辺り…。
犬 :さて、実際のところは…、まあ千早口という地名からして見当はつくだろうけど、昔は、千早神社や金剛山へ向かう時のベースキャンプみたいに使われていたんだろうね。
春香:じゃ、プロデューサーさんもここから行ったんですか?
犬 :道なりに行くと16キロ近くあるんで勘弁して下さい…。この時は、ここまで乗ってきた高野線で、7時半頃に河内長野駅まで戻って、バスを使ったよ。
千早:昨年の春に訪れた時とは、違いますね。
犬 :うん。神社やロープウェイへ向かうバスは、以前に使った近鉄富田林駅から出る金剛バスと、近鉄・南海河内長野駅からの南海バスと、2本ある。道中の車窓から見える風景が、それぞれに少しずつ違うんだよね。
亜美:へー。
犬 :富田林からは、始めの10分余りの間で、市街地を抜けながら緩やかに登って行き、左に千早川が見えてきた辺りから、徐々に農業用地が増えてきて、いったん眺望が開ける。それから山林の中へ分け入って行く感じだ。
千早:そうでしたね。…意外と覚えているものです。
犬 :河内長野からだと、10分くらい住宅地を進むのは似たようなものだけど、駅そばの川を渡るといきなり急な登りが続く。人家が少なくなってきたと思うと、一呼吸置いて、もう山林に入っている感じだね。…山からの帰りに乗ったなら、住宅街の真ん中を、数百メートルにわたって、ほぼまっすぐに下っていく間は、なかなか爽快だね。
春香:うわあ、見晴らしよさそうですね。
犬 :路線バスも侮れないよ。…さて、まずは、千早神社にお参りして、いつも通りのお賽銭
真美:なにをお願いしたの?
犬 :ちょうど緑になっていた千早のテンションが上がりますように。
千早:神頼みはやめて下さい、くっ!
犬 :いや、でもさ、72円で他に何を願えと。
春香:それで、ご利益はあったんですか?
犬 :………。
亜美:…わんわん?
犬 :あれから1週も進めてない……。
千早:……この時ですでに、ユニットを立ち上げてから、実時間で1年が経とうとしていたのに…。
春香:落ち込んじゃ駄目だよ千早ちゃん。今プロデューサーさんが手がけてるユニット、みんなおんなじなんだよ?
犬 :え、えーと…、ところでさ、参道からバス通りに戻って、ちょっとだけ山の方へと散策してみたら、こんな広告があったんだ。
真美:わっ、まこちんが済んでそうなお家だね!
千早:バリバリの家……。
春香:…ちょっと、イメージできないかも…。
犬 :靴を脱いで上がった途端に床が抜けるとかじゃないよな……。それはそれとして、注目すべきところはそこだけじゃないんだ。不動産屋の電話番号、一部だけクローズアップしたのがこれ
亜美:すごいっ! メチャスゴだね!
千早:この村には、どれだけ72があるのでしょう…。
犬 :ただ、あとでざっと調べたところ、同じ村内でも、大字千早の一帯は、072じゃないみたいだね。
春香:うーん。…ちょっと切なくなっちゃいますね。
千早:待って春香、その反応は不自然だと思うわ。
犬 :さて、本当はこの後、住所が大字千早72である場所を探すつもりだったんだけど、バスの時間がきてしまったので諦めた。9時過ぎの富田林行きに乗って、そして10時過ぎには、近鉄の大阪阿部野橋駅に戻った。
真美:まだお昼前だね。…あ、でも、安いきっぷ使ってるから、もう帰り始めちゃうのかな?
犬 :ううん、もう少しネタがあるんだ。…でもここでいったん区切りをつけて、そのネタは次回で。



posted by 負犬山禎之丞 at 21:46| Comment(0) | 徘徊録 | 更新情報をチェックする
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