2009年02月23日

やよいとゼよいのブックレビュー。

やよい:うっうー! またまたゼよいさんと私が登場でーす!
よい:って事は、またギャンブルの話?
犬  :違うんだ。もともと、やよいに出てきてもらったのは、実は天才少女設定を強引に通した上で、やよいと俺とでライトノベル本の紹介とかをやろうか、って考えからだった。俺も忘れてたけど。
よい:あんたねえ…。
犬  :今にして思えば『菌類のふしぎ』の時に2人に出てもらったのも、忘れていながらも、俺の無意識が2人を選んだのかも知れないね。
やよい:うっうー、とってつけた感が山盛りですーっ!
よい:ふーん、ラノベ、ねえ。…ま、楽しそうな事ならなんだってやるわ。
犬  :…とはいいつつ、今日紹介するのは違うカテゴリの本だけど、まあライトノベルも出してるメディアファクトリーの本だし、体裁はマンガだし、…今後も、真面目なのとか固いのとかは、取り上げる気はないからゼよいさんも安心だ。
よい:いえいっ! …って、今バカにしなかった?
やよい:あ、でも、プロデューサー?
犬  :ん?
やよい:ギャンブルとかのコーナーを、もうやっちゃってる私達が、本のコーナーもやっちゃっていいんですか?
犬  :…ああ、他のアイドル達との兼ね合いか。
よい:一理あるかもね。…もう1年とかそれ以上、出てない子もいるのよね。
犬  :うう、2人に気を使わせちゃうとなあ…。一度は、律子あたりが向いてるだろうとは思ったんだよ。
やよい:あ、律子さんのオススメ本だったら、みんな読みたくなっちゃうかもです!
犬  :でもね、ふとした瞬間に、ふざけたコーナータイトルを思いついた後では、もう2人に頼む以外に考えられなくなってな…。
よい:…ふざけた、って言われるとイヤな気しかしないんだけど、いちおう訊いとくわ?
犬  :読者さん達にお勧めできる本を見つけるべく、いろいろな本に目を光らせている。これは、本の番をしてるようなものだと言い換えられるよな。
やよい:うーん、言われてみればそうかも…。
犬  :で、その役を務めるやよいさんとゼよいさんとのコーナーだから、題して『本番やよゼよ〜』
よい:もうみんな忘れてると思ってた!! いま言われるとメッチャ恥ずかしいっ!
犬  :それが狙いだから。
よい:酷っ!
犬  :そんなわけで、次回があったらこのタイトルでいこう!
やよい:うっうー! こうやって、またどんどんゼよいさんがみんなに受け入れられていくって、すっごくいい事ですねっ!
よい:待ってやよいちゃん…。やよいちゃんだけでも私の気持ちを…。
犬  :さてそれではさっそく。今日紹介するのは『日本人の知らない日本語
よい:…えー、なんか固い本っぽい…。
犬  :まあ、少し前に、こんな題の本が腐るほど出てたしな。どこかで聞いてきた言葉遣いにケチつけるだけの本で、槍玉にあげてる言葉も似たり寄ったり。
よい:なんか、ああいう事を言われると、カチンときちゃう事もあるのよね。
やよい:ああいう本って、表紙はコミカルに描いてあるのも、結構ありましたよね。
犬  :口火を切った『問題な日本語』とかな。あれはまあ、途中まで読んでみた感じでは、思ってたのとは違ってたけどね。
やよい:あ、そうなんですか?
犬  :トータルでは、おかしなところを指摘する本なんだけど、それだけでは終わってないんだよね。「○○○という言い方は正しくないのではありませんか?」って感じの質問をいくつも受けてるんだけど、答えの中には「うーん、別におかしくありませんね」とか、「むしろ、昔はそのように言っていたようですね」とか、今の言葉を擁護してるところもあったりしてね。
よい:うははは! 質問した人、立場ねえ!
犬  :『問題な…』を著したKITAHARA,Yasuo先生は、いわゆる若者言葉などにもきちんと向かい合う姿勢でいるらしくて、こんな本も書いてる。
よい:あはははは! 先生KYS!
やよい:…なんで、名前をローマ字で書いてるのかと思ったら…。
犬  :まあでも、この人は別格としても、その後のブームに乗った本は、だいたいが…うーん、だったね。
よい:さっきも言ったけど、小学校で怒られたような事を、何で今また、わざわざ本にしてまで怒られなきゃなんないの、って。
やよい:でも、どこかがおかしいからそう言われちゃうんで、しょうがないかもですけど。
犬  :本当におかしいのかね、あれ。
やよい:え?
犬  :そもそもあの手が取り上げてるのって「日本語」なのかね。何と言うか「しばしば聞かれがちな、癖のある言葉遣い」に過ぎないんじゃないかな。
よい:…ごめん、よくわかんない。
犬  :ええと、今日の本でも、そこのところを指摘して難じてる部分はあるんだ。でもそれは、外国人に対して「正しい」言葉遣いを教える立場からの言及だから、仕方がないんだ。…でね、ゼよいさん?
よい:なに?
犬  :そういう教育とかの場で手本として取り上げられて初めて「日本語」って言えるんじゃないか、って事なんだけど。
よい:うー、わかったようなわかんないような。
犬  :仮に、ああいう言葉遣いを学校で教える先生が現れたり、それらが教科書や辞書に載ったりし始めたらマズい、ってのは俺も理解するよ。でも、今はまだそこまで進んでないだろ。
やよい:それは、まあ…。
犬  :だったらさ、まだあれは、方言の一種みたいなものでしかないわけだ。
やよい:えっと、言語学とかで、訛りなんかを「地域的方言」って言うのに対しての「社会的方言」とか「世代的方言」とか、って事ですか?
犬  :まあそんなところ。だから、一連の日本語本で採られたやり口を押し進めていくと、文法語法を盾に、お国言葉の類まで指弾を浴びせられかねないね。
やよい:うーん、そこまで…。
犬  :で、ああいう本では、名も無き人達の言葉に対しては嵩にかかって攻めてくる癖に、有名人や人気者の口から出た具体例は見て見ぬ振りだ。浅田真央選手の「ノーミスして」なんて、たった6音節の中にツッコミどころがよりどりみどりなのにな。
よい:うわ、あんたもキツい事言うわね?
犬  :無名人達の癖に話を戻すと、…誰だったかな、放送関係の人が「耳障りだ」って本に書いてた。そういう視点ならいっそ潔いんだ。でも、学術的視点から批判するってのは、どうにも好かないね。
やよい:それで、今日の本『日本人の知らない日本語』は、そういう本じゃないんですか?
犬  :うん。というか、もともと日本語本として書かれたものじゃないみたいだね。舞台が日本語学校だから、言葉にまつわる事はたくさん書かれているけれど、根っこにあるのはカルチャーギャップだね。
よい:あ、『ダーリンは外国人』とかに似てる感じ?
犬  :あー、俺、中央線の中でしか見ないんで、確かな事は言えないけど…、あれが面白いって感じる人なら、たぶん面白く読めるよ。
やよい:…あっ、ここで少しだけ読めるみたいです!
よい:うはあっ! このマダム凄え!
犬  :でも、このエピソードはギャグ度としては薄いかな。
やよい:そうなんですか?
犬  :うん、こっそり2人だけに見せてあげよう。…ここ。イギリス人かな、答えるときに起立する習慣がなかったんで、先生が「立って言ってください」って求めた時の反応とか。
よい:うははは! これダメ! 人前で読めないっ!
やよい:…あとで急に思い出し笑いとかしそうですー。
犬  :まあ、税込みで900円を超えるんだけど、やよいが言ったように後々まで味が残るエピソードが盛り沢山なので、まずは立ち読みだけでもしてみるとよいかと。
よい:ダメダメ! 絶対恥ずかしい思いするから、一人で読まなきゃダメ!
やよい:…えっと、そういう事なんで、ぜひ買って下さーい!
posted by 負犬山禎之丞 at 23:56| Comment(0) | 朦朧堂、謬説の間 | 更新情報をチェックする
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