2008年12月21日

38と72と72な切符08

8日朝・どんがらがっしゃーん発祥の地

犬 :ただ今10月8日、7時10分。田川伊田駅から小倉方面へ2つ目、本日最初の目的地に到着だ。
春香:のどかなところですねえ…。なんていうところなんです…って、ええっ
亜美:はるるんの町じゃん! …でもなんかヘンぽくない?
千早:ひっくり返ってしまっているわね。
犬 :ぷっ、ははは、ドジだなあ。
春香:それが言いたくて来たんですかっ!?
真美:つか、そのために呼ばれたはるるんカワイソ…。
犬 :読み方はこちらをご参照のほど。
亜美:ムズカシイ読み方だね。
犬 :春と書いてワラと読ませる言葉は…うーん、他に思いつかないな。魚偏に春と書いてサワラって一字はあるけどね。まあ、例がないわけではない事からして、かつてこのように発音していた頃があって、その名残が今に見られているのかも知れない。
春香:だとしたら、わりと歴史のある町かも知れませんね!
犬 :わりと、どころか…。駅前の案内板にも書いてあるんだけど、古くは万葉集の歌に見られる地名らしいよ。
千早:という事は、遅くとも平安時代初頭には、こう呼ばれていたのですね。
犬 :ただ、そこで充てられている漢字を見ると、その頃にはカワルと呼ばれていたみたいで、さっきの俺の考えとは合わなくなるんだけどね。
春香:そうなんですか。
犬 :香春町のホームーページには、名前は古代朝鮮語に由来したものかも知れない、とあったっけ。…さてと、次の列車まで40分あるから、今度こそは駅の周りを歩こうか。
真美:はーい。

……
………
犬 :…うう、すまん、みんな…。
春香:仕方ないですよ、ぶっつけ本番だったんですし、誰かに聞こうにも、人が通りませんでしたし…。
千早:香春神社というところが近くにあるようでしたので、そこまで…と思ったのですが、結局場所がわからずに戻ってきたところです。
亜美:わんわんについてっても、いつもネタが待ってるわけじゃないんだね。
春香:それにしても、静かなところだと思いましたけど、けっこういっぱいお家があるんですね。
犬 :数年前までは、駅からそう遠くないところに、大会社の工場もあったんだよ。
千早:工場、ですか。
犬 :1935年から98年まで日本セメント、それから香春太平洋セメントという子会社みたいなものになって、2004年まで続いていたそうだ。…駅から北北西の方角に、3つの山が並んでいて、それらを総称して香春岳と呼ぶんだって。
春香:あ、競馬のレースになってるとかでしたよね?
犬 :その香春岳は、石灰岩質の地質でできているんだって。
千早:なるほど、セメントの原料が豊富だったのですね。
真美:んじゃ、工場の人とかいっぱい住んでたのかな。
犬 :そうだろうね。…三省堂の『最新全国市町村名辞典』によると、昔は福岡県南東部行政の中心都市だったらしいよ。
春香:そうだったんですか!?
亜美:やったねはるるん! さすがヒロインだね!
犬 :今は交通の便がいい都市に取って代わられたがな!
春香:うわああん! 美希が出てきた時の事が走馬燈のように脳裏をよぎったかもです!
千早:元気を出しなさい、春香。美希が事務所を変わってしまって、今はあなたがセンターなのよ?
犬 :どうせストーリーモードは、最後に美希も響も貴音も「これからはあなた達と一緒に」とか言い出して、子安声の「あ、おーい、どこへ行くんだね!」で終わるんじゃないかと思うがな!
春香:うわあああん! あの3人がまとめて765プロに来ちゃったら、私ますます目立たなくなっちゃいますよお!?
真美:わんわんがおどかしてどーすんの!
犬 :まったくだ! せっかく千早がフォローしてくれたというのに!
亜美:ヒトゴトみたくゆったってダメだよ…。
春香:あ、そしたら、私が961プロにいけばいいんですねっ!?
千早:ますます黒さが際立ってしまいそうだわ…。
犬 :…さて、春香も立ち直った事だし
真美:いいのかな、それで…。
犬 :…もうちょっと黒…いやいや普通に歴史のお話だ。幕末から明治初年にかけての2年ほどだけではあったけど、香春藩というものが置かれていた。…廃藩置県を迎えた時には、また違う藩名になっていたんだけど、まあ近世史の中で香春という名前が表に出たのは、これが最初って事でいいんじゃないかな。
春香:ってことは、この辺りにお殿様が住んでたんですか?
犬 :どうだろう…。元は小倉藩だったものが、毛利長州との戦争で圧されて拠点を移したところだから、藩主も後ろでデーンと構えていられる状況じゃなかったかも知れない。…余談だけど、小倉藩を治めたのは、初期にはガラシャさんの旦那に始まる細川家。それが肥後に移った後では小笠原家。この小笠原家の初期に筆頭家老を務めた人の中に、宮本伊織という名前があるね。
亜美:いおりんもいたんだ!?
犬 :義父、武蔵からもらったウサギのぬいぐるみを片腕に抱いて、島原の乱を魅力デコビームで鎮圧したとかそうじゃないとか。
千早:…さすが、水瀬さん…。
春香:ツッこむところだよ!
犬 :さて、時代が明治に入って、再び香春の名が表に出るのは、1898年の町制施行の時かな。昭和初期には、さっき言った日本セメントが進出して、北九州重工業の一角ともなった。
真美:ふむふむ。
犬 :戦後、1956年には、隣接していた採銅所村、勾金(マガリカネ)村と合併して、今の形になったんだって。
千早:…そういえば、隣の駅は採銅所駅でしたね。…そのまま村の名前でもあったのですか?
犬 :そういう由来の地名は珍しくないよ? 記憶に新しい南セントレアだって、横文字だったから物議を醸した感はあるけど、要するに施設の南にある街、まず施設あっての命名だったよね。…市町村の下、町名や大字小字ともなれば、俺が知ってるだけでも「工業団地」とか「物流センター」とか、今もあるのかどうか知らないけど「新幹線」とか。
春香:…えっと、ツッこむところ…ですか?
犬 :なんでやねん!
春香:たっ! …痛いですよお…。
千早:なるほど、これがナイスツッコミというものですか…。
亜美:さりげなくナムコネタだね!
真美:つか、はるるんってマジでなんのために呼ばれたの…。
犬 :だってほら、千早は叩いたりすると後が恐いし、亜美真美に手を出すとユニセフがうるさいし。
春香:本当にそのために呼んだんですかっ!?
犬 :だから春香、どんなアイドルが来たって、君の居場所はちゃんとある!
春香:嬉しくありませんよう…。
千早:でも確かに、しょっちゅう転んでいても怪我をしないのだから、叩き方さえ間違えなければ大丈夫なのだと思うわ。
春香:千早ちゃんに言われると、そんな気がしてきたかも!
亜美:うそっ!?
犬 :まあ、それはそれとして、この一帯は近代において、銅の採掘やセメントの精製など、工業地帯として栄え、一時は地方行政の中心を担うまでになった。その地名は香春。これはつまり、春香がいつもひっくり返ってるのは、近代日本工業化の流れに裏付けられたものだと言えるね!
真美:そーだったんだ!
千早:さすが春香。ただ者ではないと思っていましたが…。
亜美:二度ネタだ…。
春香:そう…だったんですね…。私、これからは自信を持って転んでいけそうです!
真美:は、はるるん?
犬 :うん、その意気だ! どうせなら日本を代表するドジっ子を目指そうじゃないか!
春香:はいっ!
犬 :……いいのかな…。
亜美:んでも、日本だいひょーってつくと、どんなコトでもカッコよさげに聞こえるよね。
千早:ではプロデューサー、私は日本を代表する72になって見せます。
犬 :それはもう達成されている気がする…。



posted by 負犬山禎之丞 at 18:27| Comment(2) | 徘徊録 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
香春でカワルなら、春香はワルカ。
なんとなくワリオ的な、春香のライバルキャラっぽいですね。
たぶんスーパーハルカランド2で、春香の住むドームを乗っ取ったりするのでしょう。
Posted by 鯛千代 at 2008年12月21日 23:48
それがワルカッカ呼ばわりになると、ニコキャラというよりもタイムボカン系のイメージになるので不思議ですね。
Posted by 負犬山禎之丞 at 2008年12月22日 20:14
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