2008年10月29日

38と72と72な切符02

7日朝・例の道標

亜美:わんわん、おはー。
犬 :うん。真美もおはよう。いやー、危うく寝坊するところだったよ。
真美:うそっ! わんわんがお寝坊さん!?
犬 :そんなに驚く事か? 長旅の反動があったんだろうから…
亜美:そじゃなくて、わんわんって、お出かけするといつも寝てない気がしてたんだけどね?
真美:うん。ネカフェに泊まるの覚えちゃったみたいだし。
犬 :うう…。なんか心配されてるっぽいな…。
亜美:んなワケで、今は10がつ7にち、午前6じでーす。
真美:ちょうど今、真美達が乗った電車がでたところだよ?
犬 :ああ。博多発小倉行き、普通列車。でも、すぐに降りるんだけどね。
亜美:そーなんだ。いったい、どこいくんだろーね、真美?
真美:ホントはわかってるんでしょ、亜美?
亜美:どくしゃの兄ちゃん姉ちゃん達もわかってるんでしょ?
犬 :こらこら。…ええと、俺の持ってる地図によると…、ここ!
真美:ビシッと指で指したトコは…、あ、あれ? 真美が考えてたのと違う駅だよ?
亜美:てゆーか、じぇいあーるの駅、ないじゃん。
犬 :だって、この地図古いんだもん。…という話に10分かけているうちに、目的の駅に到着だ!
真美:はーい! とゆワケで、このまえ見せた写真の駅にまたきたんだよ?
犬 :で、駅名にクローズアップした写真がこちらです。

JRCHY2.JPG

亜美:んでもって、も一度こないだの写真、線路のトコにある数字に気をつけてよく見てね
犬 :…こうして、JR九州も千早の72を公認したのだった。

                       38と72と72な切符 











真美:どうしてわんわん、こうゆうネタ好きかな…。
犬 :ついやっちゃうんだよな…。
亜美:だいめいのナゾもまだとけてないよー。
犬 :謎はすべてとかち!!
真美:…つまんない。
亜美:わんわん、コナンみてないくせに…。
犬 :さて、奇しくも千早駅に72の文字がある事をご存じなかった方、またはここにある理由がわからない方のために、説明しようか。
真美:あれ、じぇいあーるがプロジェクトアイマスのお手伝いしてくれたからじゃないの?
犬 :想像もしなかったボケだ!
亜美:…亜美も、ちょっとビックリしたよ、真美…。
犬 :まず、この標識自体は、ほとんどの方がどこかで見ていると思う。これは「里程標」と呼ばれるもので、その路線の起点から、1キロごとに立てられているんだ。英語ではマイルストーンと呼ばれるものだね。
真美:へー。
犬 :マイルだとか里だとか言いつつ、キロメートルで計ってるじゃないかという声も聞かれそうだけど、日本でも鉄道創生期にはマイルで計ってたらしいよ。…また、この大きさより3割くらい小さいものもあって、それは500メートルごとに立てられる。
亜美:んじゃ、駅ってゆーより、線路にかんけーあるものなんだね。
犬 :この場合は、鹿児島本線の起点、門司港駅から数えて72キロにあたる点が、たまたま千早駅構内にあった、という事だね。
真美:でもさ、たまたまっていったって、すごいコトだよね?
犬 :そうだねえ。…さっきは、JR九州が千早の72を公認したって言ったけど、考えてみるともっと凄い事が起きているのかも知れない。
亜美:どゆコト?
犬 :港を開くに適した地形が門司の地にあって、長い年月の間に人が集まって栄え、そして近代になると鉄道が走る都市になった。一方で博多、福岡も港として大いに栄えて、現代においては超特急から空路までが拠点とする大都市になった。
真美:うん。れきしを感じるね。
犬 :博多の街にはなおも人が集まって、住宅地がどんどん広がった。そのために、新しい駅が必要とされた。その地には千早という名がついていた…。これはつまり千早の72は、縄文弥生時代から連綿と続いてきた、九州北部における人類の営みをバックボーンとしているとさえ言えるだろう!
亜美:うわっ! 話がメッチャ大きくなったね!?
犬 :それだけではない! 古くは魏志倭人伝に、このあたりに関わる記述があり、書物の形に限らなければ、有名な金印は漢の時代に遡る。そんな古代に始まって以後久しく、この土地には中国や朝鮮との深い繋がりがある。…こうして、千早の72は北東アジアに燦然と輝くものである事が証明されるんだ!
真美:すごいね! さっぱりわかんないけど!
犬 :千早は海を越えた!
亜美:わんわんが壊れた!
真美:ところでさ、わんわん?
犬 :ん?
亜美:あ、そだ。なんで今日は千早お姉ちゃん呼ばなかったの?
犬 :…千早は、強くなったから…。
真美:にゃあ?
犬 :千早神社で何かの加護を受けたんだか、あれから程なくして、千早は自分のありのままをまっすぐに受け入れる事ができるようになったんだよ。
亜美:おっぱいんトコがまっすぐだもんね!
犬 :うっ…………。
真美:ど、どしたのわんわん!?
犬 :この間千早が、『まっすぐ』の譜面を見直しながらさ…、以前よりこの歌が身近に感じられるようになりました、って言ったんだ…。
亜美:そ、それって…そーゆー意味でなの?
犬 :あまつさえ、その時の別れ際に「輝いた未来 まーっすぐむねー」って、鼻歌を…。
真美:千早お姉ちゃんが…、千早お姉ちゃんが…。
犬 :……岡山に、さ、…いや岡山って言うか、県内だけど鳥取とかからのほうが近いところに、千早の滝ってのがあるんだよ。
亜美:あ、わんわんいく気だね?
犬 :いやそれがさ、落差72メートルあれば今すぐ瞬間移動の力を身につけてでも行くけどさ、13メートルしかないんだよね。
真美:んー、なんか72なコトないのかな、そこ…。
犬 :真弓監督の背番号にさえ反応してしまう俺の目に留まるような、72っぽい事はないみたいなんだ。…千早の滝、で検索してくれれば、写真のあるサイトなんかに当たるんだけど、それ見てもなあ…、こじつけるならこれしかない、って事が1つ思いつくくらいでさ…。
亜美:うう…、その1つがメッチャ気になってきたよ?
犬 :どうしたもんか悩んでたところへ、千早が通りかかったんで見せてみたんだよ。…そしたら千早はにっこり笑って、俺が考えたのと同じ事を言ったよ。…滝が落ちている崖が、まっすぐに切り立って、私の身体みたいですね! って。
真美:千早お姉ちゃんが…、千早お姉ちゃんがっ!
犬 :そういえば、いつだったか千早からメールが来て、…グーグルだけではなくて、ヤフーやインフォシークでも「胸囲」で検索すると私達のページが最初にヒットするんですよ! って教えてくれたなあ…。
亜美:あ、亜美達が知ってる千早お姉ちゃん、ドコいっちゃったのー!?
犬 :今の千早をここ、無尽蔵の千早いじりネタが眠っていると思われる千早ラッシュの地に連れてきたら、どう動くか俺にも見当がつかない。
真美:真美達、あっとーされちゃうかも…。
犬 :だから、千早にはすまないと思いつつも、今回の事は彼女には伝わらないように、主に小鳥さんや律子に根回しをしてある。
亜美:そ、それじゃわんわん、千早お姉ちゃんから逃げちゃったみたいじゃん…。
犬 :古いことわざに、36×2計逃げるにしかず、とも言うしな。…少し前ならこういうのにマジツッコミを入れていた千早も、今じゃ満面の笑みで受け止めて、もっと厳しくしごいて下さいと言い出す始末…。
真美:…それって、なんだかアブナいひとっぽくない…?
犬 :俺がいじりすぎたせいで、そんなになってしまった千早を、読者のみなさんの前に連れてきていいものだろうか…。
亜美:ど…、どど、どうしよう真美!?
真美:超ヤバくない、亜美……。
犬 :…どうした?
亜美:あのねわんわん、次の…つか、今きた電車でね…、
千早:あっ! プロデューサー!
犬 :うわあっ! どうして!?
真美:あのね、昨日真美達ヒマだったじゃん…。んで、お昼頃に、もうこっちきてるかもって電話しちゃったんだよ…。
亜美:ゼッタイ千早お姉ちゃんも呼んでるってばっか思ってたから…ごめん。
犬 :あああ…、千早が、Bランク以上にならないと見せない表情でこっちくる…。
千早:おはようございます! …すみませんプロデューサー。今回は、私を鍛える役に立つかどうか、下見にきているのだとは承知していたのですが、早くしごいて欲しいあまりに、きてしまいました!
犬 :呼ばなかった事、あり得ないくらい好意的に捉えてるし!
真美:…マジで、変わっちゃったね、千早お姉ちゃん…。
千早:さあ、プロデューサー!
亜美:わわっ! わんわんの腕を掴んで引っぱり始めちゃったよ!
千早:早く私に、七難二苦を与えて下さい!
犬 :山中鹿之助かよ! あと、七難八苦だろ!



posted by 負犬山禎之丞 at 21:36| Comment(0) | 徘徊録 | 更新情報をチェックする
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