2008年08月26日

千早とうはっと無駄になりかけた切符06

28日朝・千早川べりの道

千早:おはようございます、プロデューサー。
亜美:おっはよーん!
犬 :…はあ、おはよう…。
真美:…わんわん、また寝てないね?
犬 :うん。ネットカフェ泊まりだったからね。…で、あれこれ調べていたら、今日の目的地には、ずいぶんと早い時間から行ける事がわかったんで、カフェ滞在を切り上げて出てきちゃった。
千早:そのような行き当たりばったりに、当然のようについてきている私達も、不思議な存在になってしまうのでしょうか…。
亜美:つーわけで、今はイベントがあったつぎのひ、4がつ28にち、月よーびの、ごぜん6じだよ?
真美:今いるトコは、大阪かんじょーせんの、京橋駅でーす!
犬 :6時過ぎの列車に乗ると、富田林で7時過ぎのバスに乗れて、8時前後には千早地区に入れる。朝のうちに、おととい行けなかった千早城趾と、豆腐料理のお店とに寄ろうという予定だ。
亜美:あ、電車きたよ?
真美:んじゃ、いってきまーす!
千早:ところでプロデューサー。話は前後しますが、昨日の日曜日はいかがでしたか?
亜美:オトナのツキアイだから、って、亜美達おいてきぼりだったよ…。
犬 :…俺、大人の付き合いなんて言ったか?
千早:ええ。亜美達からはそのように聞きました。…プロデューサーの立場にありながら、アイドルを置き去りに、誰かと2人で幸せウキウキ天国に……くっ!
犬 :待てえっ! 即売会の合間や閉会後に、地元のプロデューサーさん達にいろいろ案内してもらってただけだぞ?
千早:…えっ! そうだったのですか!? し、失礼しました…。
犬 :だいたい、一部千早らしくない言葉が混じっていなかったか?
千早:そ、その…、それも亜美達からそのように聞いて…。
真美:うー。わんわん、せっかく真美達が、カッコよく聞こえるようにゆってあげたんだから、ハナシ合わせてよ−。
犬 :いらない誤解を招いただけだった! しかも全然カッコよくないし!

亜美:とゆわけで、亜美達はよていどーりのバスに乗って、また千早赤阪村にきたんだけど…、
千早:おとといは終点まで乗ったのですが、今日は途中で降りました。
犬 :終点の「千早ロープウエイ前」から、ロープウエイの駅まで登っていく道沿いに、細い川が流れていたのは覚えてるか? あれが千早川で…、いま俺達がいるここまで、1キロほどの間に、けっこうな流れになってるだろ。
真美:そだね。山のほうで見たときには、千早お姉ちゃんみたいにスリムな川だったのにね。
千早:…それは、誉められたと思っていいのかしら?
犬 :千早川は、やがてより大きな川に合流し、また合流し、と、いくつかの川と一緒になって、最後には大阪湾に注ぐ。…で、その源にほど近いこの場所で、千早川を跨いで架かる橋が、バス停の名前にもなっている千早大橋だ。
亜美:ホント、大きいね。
犬 :全長は72mだそうだ。
千早:待って下さい、どう見てもそれ以上あるように思いますが?
犬 :幅員は7.2m、千早川の川面までの高さは72mあるそうだね。写ってないけど。
千早:…その高さも、どう見てもおかしい…っ! まさかいきなり、私いじりが始まるとは…、くっ!
犬 :山の方へ向かって上り勾配になっている。この勾配が72パーミル。
真美:ねえ、わんわん?
犬 :ん?
真美:いちおう、ぜんぶウソだよって書いとかないと、ググってうっかりわんわんのブログにきた人が信じちゃうかもだよ?
犬 :……そだね。この情報は72%事実無根です。…さて、バス停からちょっと戻ったところにあるのが新千早トンネルだ。
千早:全長は72m幅と高さは7.2m開通は1972年です嘘ですけれど………くっ!
亜美:千早お姉ちゃんが、わんわんのキセンをせーしたよ!?
犬 :俺が思いつかなかった事まで補足したぞ!?
真美:千早お姉ちゃんは、もうわんわんを超えたね!
犬 :もはや、俺が教える事はなにもないと言えよう。
千早:では、プロデューサーとの活動はこれで終了という事で、帰っていいですね?
犬 :いや待て。その前にお別れネタ旅行をしなくてはファンが納得しない。それを大成功させた後、さらなる高みを目指すには、俺1人では無理で、…つまり千早がいないと、新しいネタ、掴めない。
千早:……。
亜美:千早お姉ちゃん、がんばれー。
犬 :…さて、大橋のたもとまで戻って…、でも俺達は橋を渡らないで、川に沿って伸びる細い道を行くよ。
真美:はーい。
亜美:てくてく…。
千早:橋の上から見下ろすと、かなりの深さを感じましたが、こちらの道からでは、すぐそこに、降りようと思えば降りられるところに川面があるのですね。
犬 :うん。この地区の生活用水なんだと思う。言い換えると、この道沿いには、人々の日々の暮らしがあって、それ故に見るべきものもあるんだな。…例えば、3分ほどで見えてくる、千早簡易郵便局
真美:ゆーびん局なんか見たって…、って思っちゃいそうだけど、亜美んちの近くにあるのより、オシャレっぽいんだよ?
千早:こぢんまりとしていますが…、簡易、というのはどういう意味で遣われているのですか?
犬 :英語に訳すとプレーン。それを邦訳すれば、平ら、だよ。
千早:どうして意味が違ってしまうのですか!?
犬 :1972年に設置されたらしい…
千早:それはもう結構です!
犬 :7月2日には各種料金を72%にする独自のサービスが…
亜美:わんわん、それはさすがにヤバいウソじゃないかな…。
犬 :まあ、真面目な話をするとね、簡易郵便局ってのは、本局の手が届き難い地域とか、逆に、郵便会社の方ではなんとかできても、高齢者が多いなどの理由で、使う人達の手が本局まで届かない地域なんかに置かれるもので、…多少間違いがあるかも知れないけど、民間に委託して郵便業務をする施設…でいいのかな?
真美:へー。
犬 :元の仕事を定年になった人と、その奥さんとで切り盛りしてるとか、多いみたいだね。窓口は、普通の局と同じように見えるけど、奥にはご夫婦のお住まいが繋がってるとか、そういう作りになってるらしい。
千早:なるほど。職員の方が2人だけとかでは、あまりいろいろな事を要求するのは酷ですね。特別な事はしない、という意味での、簡易ですか。
犬 :いや、その逆。書留や小包なんかは受け付けるけど、普通郵便は外のポスト使ってくれ、って感じかな。…というか、ここでは郵便物を預かるだけで、処理は本局が回収して受け持つ、という仕組みなんだと思う。それも、引き取りに来るのは日に1回くらいの場合が多いだろうね。俺が実際に使ったところもそうだった。
亜美:あれれれ? わんわん、きょねんきたとき、ここは祝日でお休みだったじゃん。
千早:ここにも来ていたのですか!?
犬 :…実は、さっきの写真は去年撮ったものなんだ…。
真美:わんわんはね、アイマスCDぜんぶ買った人がもらえる、社長フィギャーをもらうためのお手紙、ここから出そうとしてたんだよ!
犬 :…だって、そんじょそこらの局から出すより、…というか、アイマスゆかりの消印が押してあったら、係の人がニヤッとするかな、とか思って。
千早:馬鹿馬鹿しい考えですが、少しだけ誉めてあげたい気もするのが、くっ!
犬 :結局、日を改めて、特急あずさで下諏訪まで行って、駅から30分の高木簡易郵便局まで行ったものの、切手買っただけで、投函したのは駅前の本局だったなあ…。
亜美:それってどのへん?
犬 :長野県。
千早:…いったい、何がプロデューサーをそこまで駆り立てるのでしょうか…。
犬 :さて、それはそれとして、郵便局の少し先、道を挟んだ反対側には、このあたりの公民館がある。道から入ってすぐの辺りは駐車スペースになってるけど、その奥の隅っこ、建物の近くにあるのが、昔この辺りが凍り豆腐の産地だった事を今に伝える石碑だ。…まあ、立てられたのは四半世紀前くらいみたいだけどね。
真美:あれ、この前は、こんなトコこなかったよね?
犬 :うん。今回でかける直前に知ったんだ。半年前にも通った道を、もう一度辿ったのは、これを見ておきたかったからなんだよね。
千早:…少し、見直しました。プロデューサー、このような、土地の昔が偲ばれる場所も、きちんと採り入れた旅行記にするのですね。
犬 :え? …うーん。
千早:……どうしました?
犬 :いや、固くてぺったんこな豆腐にまつわるものだから、これはいいネタだと思ったんだけど…、案外普通の石碑なんで、これ書いたら他の部分と比べて浮いたりしないか不安になってさ…。
千早:くっ!
亜美:ネタ引き寄せるわんわんの魔法も、レキシの重みにはつーよーしなかったね?
犬 :あ、上手い事言ったかも!
真美:でも、朝早くにこれてよかったね。
犬 :そうだね。いちおう出入り自由なんだろうけど、人の集まるような時間になってからだと、お邪魔になったかも知れないね。…たぶんそうそういないと思うけど、これを読んで千早巡りを考えた方には、そのあたりに配慮してもらいたいね。
千早:…まだ、8時過ぎですね。…次はどこへ?
犬 :公民館の側で、小さな橋の架かった道と交わってる。その傍らに、割と大きなお社があって、道祖神が祀られてるね。
亜美:こーゆー神様って、ダイジなトコにあるんだって、わんわん教えてくれたよね?
千早:一見、何の変哲もないT字路ですが…。
犬 :この、千早川を渡って行く道が、遙か向こうに見える金剛山への登山道の1つで、小さな石碑も立ってる。この交差点がその始まりって事らしいね。
千早:…なるほど。写真で見てもわかりづらいかも知れませんが…、かなり急な道ですね。
犬 :大橋の側で見た高低差を、一気に詰める急坂だからね。…アスファルト舗装じゃなく、平行に溝を掘られたりとか、ドーナツ穴がたくさん掘られたりとかしてるコンクリートで固められた坂道を見た事があるかな。写真で道路の色が変わっている所から先がそれなんだよね…。
真美:こんなんでビビってちゃダメだよ、千早お姉ちゃん?
犬 :そうだな。アイドルのトップへ登り詰めるための坂は、もっと険しいものだからな。
千早:別にビビってなどいませんし、本来私はアイドルに興味ありませんし…。
犬 :……くっ!
亜美:ねえわんわん、橋の柵にあるこのマーク、なに?
犬 :元は楠家の家紋だった「菊水」 …この道は、登山道であると同時に、現在この紋を掲げている千早神社への参道でもあるんだ。
千早:千早神社…。なにかまた、私によくない事が起こりそうな予感がします。
犬 :うーん。俺ですら仰天した、壮大な千早いじりが………。
千早:な、な、なぜそこで言葉を切るのですか!?
犬 :忍び寄る不安の影、遙かな時を超えて結実する千早いじり…。驚愕の事実を耳にした千早は、果たして…。
千早:い、いったいこの先に何があると言うのですか!?
真美:それはじかいのおたのしみだよ!
千早:ちょっ、ちょっと待って!



posted by 負犬山禎之丞 at 21:41| Comment(0) | 徘徊録 | 更新情報をチェックする
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